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聖美さん

ココさん(35歳)
アメリカ南部のテキサス州にて妊娠・出産・育児にチャレンジしています。三十路半ばの初産なので体力的には若いママさんたちにはかないませんが、マメな夫と親切な義姉たちという強力な味方を頼りにがんばり過ぎない子育てをしようと思っています。産後も子供を預けて仕事を続ける予定です。アメリカのデイケア事情やワーキングママの日常、そしてあまり知られていないアメリカ南部の素顔なども日記の中に織り交ぜて行きたいです。



こんな大きな鍋が家にあるのが南部的。これでチキンや七面鳥だって丸ごとフライしたりするのです。
こんな大きな鍋が家にあるのが南部的。これでチキンや七面鳥だって丸ごとフライしたりするのです。

まず時間のかかる野菜から煮ます
まず時間のかかる野菜から煮ます

野菜と一緒に皮つきニンニクや皮つきミニたまねぎ丸ごとレモンを煮え立ったスパイシースープの中へ。このスパイシースープがミソ。
野菜と一緒に皮つきニンニクや皮つきミニたまねぎ丸ごとレモンを煮え立ったスパイシースープの中へ。このスパイシースープがミソ。

野菜が煮えたら生きているクロウフィッシュとソーセージを加えてさらに煮込む。
野菜が煮えたら生きているクロウフィッシュとソーセージを加えてさらに煮込む。

できたぞー。
できたぞー。

ちなみに鍋の中身はこんな風。
ちなみに鍋の中身はこんな風。

テーブルの上に新聞を敷いてできたてをドバーッと!
テーブルの上に新聞を敷いてできたてをドバーッと!

フォークもナイフもお皿も使わず手でいくのが流儀。
フォークもナイフもお皿も使わず手でいくのが流儀。

こんなおチビちゃんもスパイシーなクロウフィッシュを上手にむいて食べちゃう。
こんなおチビちゃんもスパイシーなクロウフィッシュを上手にむいて食べちゃう。

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

4/5/03 (土) クロウフィッシュパーティー
4月に入ったばっかりだというのに、今日は日本の温度で30度くらいで暑い日だった。マイケルの友人が家を買ったので、クロウフィッシュパーティーに招待される。テキサスのおとなりはルイジアナ州。ケイジャン料理は、テキサスでも健在。私はこのザリガニ料理に過去に一度だけチャレンジしてみたがどうしても馴染めない&それ以来口にしていないのだ。今日はずいぶん先輩ママたちから出産育児情報を収集してきた。明日はジャパンフェスティバルがあるので、タイラに日本文化に触れさせに女友だちを誘ってちょっとのぞきにいくつもり。
4/4/03(金)デイケアさがし
妊娠・出産が順調で産まれてくるこどもが元気であれば、産後6週間での職場復帰を目指している。自宅か会社の近所で「新生児をあずかってくれる託児所」は限りがあって人気があるところは、今年の9月に始まるクラスはすでに一杯。月謝も様々で650ドルから1040ドル(7万8千円から12万5千円)。公立の学校に入れるまでの4−5年間は、大学の学費より高い出費の支払いが待っている。高いところは高いなりの安いところは安いなりの理由があるよう。乳飲み子を人に見てもらうわけだから、ここのところだけはお金はケチりたくない。あぁ、おかあちゃま、はよ決断せねば。。今日候補のひとつに電話をしたら、あいているというので、月曜日の朝に託児所ツアーに行くことに。タイラの足の動きと手の動きの区別がつくようになってきた。今のところ左に頭を右に足をというのが彼の定位置のようで、時々おへその下で手を動かしているのがわかる。
4/3/03(木)Stars on Ice
今日は会社が終わったあと女友達と二人でスケートショーを見てきた。フィギュアスケート界のチャンピオンたちによる生のパフォーマンスは何度見ても感動と興奮の嵐で目も心も奪われてしまう。ショーに招待をしてくださった、ツアーに出演中であるIさんのお母様の御好意には謝々である。Iさんの見た目は小柄なかわいい日本人のお嬢さんなのに、演技はとてもダイナミック&エレガント。長野オリンピックでもソルトレイクオリンピックでもアメリカの選手として出場して大健闘だった。ご本人の生まれ持った人並み外れた才能と日々の努力もさることながら、ここまで来るまでのご両親の応援も相当なものだっただろう。さて、生まれてくる我が子はどんなことがやりたいと言い出すのだろうか。私の運動神経の血をひいているのでオリンピック選手は100%ないだろうけれども、彼が得意で情熱を傾けられることを見つけて一芸に秀でたひとになって欲しいなぁ。タイラは、音も聞こえるようになってきたのか、ショーの間、アップテンポやロックの音楽の間は反応がなかったのに、いつも聞きなれているやさしい音の曲がかかるとお腹の中でしきりに動いていた。
4/2/03 (水)しっぽの痛み
妊娠してから尾てい骨がしょっちゅう痛む。尾てい骨が痛んだ後には必ずおなかがムクムク大きくなっている。今日もちょっと尾てい骨が痛むのでまたまた大きくなる時なのかも。「臨月にはお腹はこの位かしら?」と勝手に想像していた大きさに早くも到達しているのに、実はまだ折り返し地点なのだ。。「このままいくと8月には自分で車を運転して通勤できるかどうか・・。」なんて考えているときに会社のロス支店で働くタイ人の同僚Pから電話があった。彼女は私の予定日の二週間あとに予定日を控えるマル高妊婦仲間でもある。最近急に毎日お腹が出てくるのはPだけじゃないよね?と確認の電話だった。Pも車通勤のことを心配していて、お互いに考えることはいっしょで笑ってしまう。お腹の中のタイラは、そろそろ明るさ暗さの区別がつく時期らしく、室内から外に出て太陽の光がおなかに当たるとモゾモゾ動く。なんてかわいいの!
4/1/03 (火) あじフライ定食は危険
会社が近くの友達とお昼休みに日本食レストランへ。久々に外食しかも日本食!!ついつい調子にのって、たくさん食べてしまう。白ご飯にポテトサラダ、りんごがふた切れ、そして、アジフライについていたパン粉。すごい炭水化物・糖質の量だなと思っていたら案の定、二時間後の血糖値検査は、118。赤信号の120に非常に近し。どおりで昼ご飯のあとだるかったわけだ。体は、正直ねぇ〜。ちなみに塩分も多すぎたようで唇が腫れて手の指もむくんでしまう。ご飯をおかわりしなくてよかった。危ないところだったわ。
3/31/03(月)マタニティヨガ
7週目からお腹の大きいひとの中に混じってマタニティヨガのクラスに参加。ジムには行っていたけれども、ここしばらくジムのこのクラスはお休みしていて、昨日久しぶりにクラスにでたら、お腹の大きかったひとたちはそれぞれ出産したみたいでメンバーが入れ替わっていた。インストラクターに「しばらくみないうちにお腹がでてきたね!」と言われる。このクラスは、妊婦さん同志の貴重な情報交換の場でもある。赤ちゃんが生まれたあとは、マミーとベビーのヨガクラスあり。そして6ヶ月目からはスイミングレッスンにも参加できるし、親がエアロビクス等のクラスに参加したいときは託児所までついているとことん赤ちゃんに優しいジムである。
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。

西尾亜紀さんのコメント
今週のココさんへ
血糖の自己測定、頑張ってますね。ココちゃんの妊娠糖尿病の管理はきちんとできてるんだなと感心してます。妊娠すると、血糖を一定に保つインスリンの作用を抑えるホルモンが胎盤から作られるので、どうしても血糖が高くなりがち。そのため通常の妊婦さんは、普段より多くのインスリンを分泌させて血糖を維持させるんだけど、必要量を作れない妊婦さんは血糖の高い状態になってしまうんです。食事療法で血糖を安定させる他、必要に応じてインスリン注射で不足を補う治療をする場合がありますが、ココちゃんは食事のみでコントロールできてるんですね。栄養指導も前向きだし。(でもアジフライは危険だったようで...外食は要注意です。)妊娠は自分の健康について再認識させてくれるチャンス!タイラくんに感謝!!
(看護婦・助産師 西尾亜紀さん)


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