ココさん(35歳)
アメリカ南部のテキサス州にて妊娠・出産・育児にチャレンジしています。三十路半ばの初産なので体力的には若いママさんたちにはかないませんが、マメな夫と親切な義姉たちという強力な味方を頼りにがんばり過ぎない子育てをしようと思っています。産後も子供を預けて仕事を続ける予定です。アメリカのデイケア事情やワーキングママの日常、そしてあまり知られていないアメリカ南部の素顔なども日記の中に織り交ぜて行きたいです。
34週目のお顔
お耳
投げキッス。チュッ!
りりしい(?!)横顔
これが毎日忙しいあんよ
でんでん虫
|
★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 7/20/03(日)もうすぐダイパデビュー |
その昔、今は高校生になる姪の子守りをしていた頃、おむつが臭くなると、「おかぁ〜さ〜ん」「お義姉ちゃ〜ん」でコトは済んだけど来月からは、そうは問屋がおろさん。誰かおしめかぶれの出来ない究極の(?)おしりのふきかたを伝授してくだされ。
 |
| 7/19/03(土)メシ・フロ・ネル |
こんな、とりとめもないことを毎日ウダウダと考えてヘリクツ・コリクツを繰り返していられるのもあと少し。来月には身二つとなり忙しい日々が待っている。タイラにご対面も楽しみだけれども、でもぉ〜・・ 私は、メシ・フロ・ネルがとっても待ち遠しい。メシ:彼が生まれたら血糖値を気にせず、おもいっきり白ご飯を食べる!・フロ:もういつから入っていないだろう?? (朝夕二回シャワーで済ませている)暑いのと座ると重たくて立ち上がれないので、。身軽になったらお風呂に入りたい。ネル:腹這いに寝転がりたい。なんてささやかな願い。
|
| 7/18/03(金)34週目エコー |
今日のエコーには、義姉アンをご招待。アンおばちゃま、タイラの姿がモニターに映ると大興奮。今日のエコー技師さんは、とても親切なひとで、すみずみまでタイラを見せてくれたので、招待して遠くまで来てもらった甲斐もあったというもの。タイラは今週も、窮屈そうなところにチョコンとおさまっていた。技師さんが彼の動きをチェックするために「タイラ!ムーブ!!」と言いながらエコーの器具の先でお腹の上からトントンするとちゃんと動くので、「生まれてからもきっと素直ないい子よ〜」とお褒め戴いた。どうかそうあって欲しいと切に願うワタシである。
|
| 7/17/03(木)マルチ・レイシャル・チルドレン |
数週間前の新聞に、両親が違う人種の間に生まれた子供たち(日本でこのごろハーフやミックスと呼ばれている)がアメリカ社会で育っていくなかで、対面していること、それにどう対応して自分のアイデンティティを確立しているかというような記事が出ていた。こんなに人種の混じった国で、今更こういうことが話題になるのには興味が沸く。日本人のお母さんと白人のお父さんの間に生まれてアメリカで育った友だちは、私からみれば、顔付きからして完全に白人なのだけれども、彼いわく、白人の間に入れば、彼の顔の中のアジア人を見られて、そう扱われるそうで、アジア人といると彼の顔の中の白人をみて白人として扱われるそう。いずれは、タイラも直面する問題だろう。アジア人の血が混じっているということをユニークさにして生きていける子になぁれ。
|
| 7/16/03(水)孫の時代に |
子供が生まれてもいないうちから孫の話もなんだけど、日系3世の友だちが、いまだにおせちとお雑煮でお正月を祝うのを聞いて感心した。彼女は日本へ行ったこともないし、日本語も話せない。100年も前に日本から移民としてやってきたおばあちゃんが、一生懸命日本の伝統を次世代に伝えた名残。食文化って一番最後まで残るものなのかもなぁ。私は、タイラに、そして彼に子供が出来たとしたら、何を伝えていってあげられるのかなぁ。。。
|
| 7/15/03(火)日本語教育 |
英語を母国語とする父と日本語を母国語にする母の間に生まれたからといって自動的にバイリンガルの子供が育つわけではなくて、親の方でもそれなりの環境を子供に提供してやらないとならない。アメリカに来て出会った日本人の専業ママは、家では二人の息子に日本語を教えるためにアメリカ人のダンナ様も含めて日本語で話し、学校へ行き出した息子さんたちが英語で話しかけてくるようになっても日本語で聞いてくるまで聞こえないふりという徹底ぶりを通したそう。毎年夏には夏休みを利用して母子で日本へ3ヶ月帰り子供たちを日本の公立学校へ入れて日本の生活を体験させてあげたそう。彼らは日本の大学へ留学等もして、読み書きまでできるバイリンガルに育ったそう。。。まぁ、我が家の経済力では、どう逆立ちしてもここまでは到底出来ない。頑張れば、タイラが私の日本語を理解して英語で返事してくるというレベルには到達するかも・・。贅沢を言えば、わたしの母や叔母と通訳抜きで会話がなってくれたら、私は大満足だと思う。まずは、彼の母国語となる英語でしっかり自己表現ができる人になって欲しい。あとは、大きくなって興味が出たときに自分で習っても遅くないものね。一応今からせっせと種だけは蒔かせて戴くわ。
|
| 7/14/03(月)バイリンガル |
我が家での会話は(上手いか下手かは別として)英語でしている。タイラが家族に加わることになり私が日本語でタイラに話しかけるということが始まった。いついかなるときも、私←<<日本語>>→タイラ←<<英語>>→マイケルという図式を徹底させるのが目標なのだけれども、3人で話すときに私がタイラに日本語で話すと、彼がいちいち「今、何ていったの?」と知りたがり、<教科書棒読み風+ゆっくり+何回も> 繰り返すか通訳せねば、わかってくれないので、ついそれが面倒でマイケルがいるときは英語で済ませてしまう。我ながら意思弱い〜。これからマイケルの家族や友だちやタイラのデイケアや友だちの前ではどうするのかな。そういえば、まわりの人も会話についてこられるようにという配慮から、人前では、英語と日本語で同じ内容を繰り返して話していたママがいたなぁ。うちもその作戦でいくかな。
|
|
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
西尾亜紀さんのコメント
今週のココさんへ
とうとう34週まできました！早く会いたいけど一心同体のような今も捨てがたいのでは？さて、お産の後に『やりたいこと』があるようですが、「フロ」以外はしばらく難しいかも....「メシ」は、授乳中注意しないと意外と乳腺炎を起こしやすいです。甘いもの、脂っこいもの、乳製品の取りすぎに疲労や寝不足が重なると乳腺がつまりやすくなります。一番いいのは、薄味の和食。やはり日本人がもともと食べていたものがいいようです。そのほうが、乳汁も甘く赤ちゃんが好む味になるといわれています。次に「ネル」多分授乳中はおっぱいが大きくて難しいかもしれません。個人差はありますが、妊娠中にすでに大きくなってる乳房が、さらに産後3、4日目頃から張り出しその後分泌量がのびていきます。そうなると今度はおっぱいが邪魔してうつぶせできなくなるかも...その分「フロ」にゆっくりつかって、育児のエネルギーをやしなってくださいね！
（看護婦・助産師 西尾亜紀さん）
|
|
