ココさん(35歳)
アメリカ南部のテキサス州にて妊娠・出産・育児にチャレンジしています。三十路半ばの初産なので体力的には若いママさんたちにはかないませんが、マメな夫と親切な義姉たちという強力な味方を頼りにがんばり過ぎない子育てをしようと思っています。産後も子供を預けて仕事を続ける予定です。アメリカのデイケア事情やワーキングママの日常、そしてあまり知られていないアメリカ南部の素顔なども日記の中に織り交ぜて行きたいです。
産後3日目くらいに、タイラが横向きに寝ているのを発見。わたしはマイケルが、マイケルは私がそういうふうに寝かせているのだと思っていた。実は、タイラが自分で転がっているのを目撃してしまう。
生後6日目:よくねます
みの虫状態でおねんね
ドゥーラサービスに来てもらったレンカさん
生後8日目:試しにうつぶせにしてみたら足を蹴って前へ進みたい意思表示
ハギーズの新生児用のオシメでは、小さくなったようなので大きなサイズに変えてみたけど、いくらなんでもこれはまだ大きすぎる様子
生後9日:目を開けていることも多くなりました。目の色はブルーグレー。これからまた変るはず。
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★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 8/31/03(日)ひいおばあちゃんに会いに |
ひいおばあちゃんがタイラに会いたがっているということで、会いに連れて行ってきた。ひいおばあちゃんは12番目の曾孫を抱っこして喜んでくれた。☆マイケルにとっては、産後とて別に大きな生活の変化という自覚がないらしく、産前と同じスピードで計画をこなそうとする。このあと上の義姉の家に寄るというので、「悪いけどオッパイのスケジュールもあるし行きたくない」と私が言うのが理解できないみたいだった。☆ひいおばあちゃんのところにいると聞き付けた上の義姉が子供とその友だち4人を引き連れて、タイラに会いたいがためにやってきた。義姉たちにとっては、自分の子供が大きくなってしまって、タイラ命のようなのだが、タイラも生後11日なら私だって11日目のママなのだから、ちょっとは、そっとしておいて欲しい。二人で交互に一日に何回も電話してくるのにはカンベン。やいのやいのと言われるほど、犬が生まれたての子犬を守るような気持ちが芽生えて、彼女たちが近づいてくるとウゥーと(心の中で)うなってしまう私である。
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| 8/30/03(土)差入れ |
友だちのKちゃん夫婦が先週の週末にひきつづき差入れ&手作りギフトを持ってきてくれた。タイラは、Kちゃんに抱っこされてスヤスヤ眠っていた。病院にお寿司をもってきてくれたYさん、自分のときは甘いものが欲しかったからと会社の帰りに病院へチョコを持ってきてくれたMちゃん。おにぎりと日本食のお弁当をもってきてくれた別のYさん。フルーツを持って寄ってくれた妊婦Aちゃん。会社の帰りに豆腐を届けてくれた別のMちゃん。そして仕事が休みだからと、スーパーに立ち寄って買い物をしてきてくれたまた別のMちゃんと、皆のおかげで10日間生き延びて、皆の気持ちは、タイラの血となり肉となって彼はスクスク育っている。
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| 8/29/03(金)外食 |
タイラは生後9日になる。オッパイは、ちょっと授乳が遅れるとやっぱりパンパンに張ってしまう。昼間は二時間おきに夜は三時間起きにオッパイを飲むタイラ。片側のオッパイをあげると片側からポトポト漏れてくる。オシメを変える回数が物凄いので、オッパイは足りてると理解している。小さい方も大きい方もオッパイを飲むとすぐ反応してよくでる。男の子なので、ちょっとオシメを変えるときに油断をすると、噴水が上がってしまう。昨夜は、夜中に寝惚けなまこで、大きい方を変えてたら、まだ途中だったようで、オシメを開けた途端にスゴイ勢いで噴射があり私のパジャマの上下は、マッキッキー。オッパイとおしめとお昼寝に明け暮れているうちに、今日が何日だったのかもよくわからなくなってきた。「外の空気を吸ったほうがいいよ。」というマイケルの提案で、子連れ外食にチャレンジをしてみる。行き先は、近所のカジュアルレストランだったけどタイラを連れて行くというだけで、大仕事だった。今まで気にならなかった雑音や人声にも敏感になってしまう。見慣れたはずの風景も、なんだか外国旅行へ来たみたいに新鮮に目に映った。
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| 8/26/03(木)タイラの観察録 |
タイラの発するメッセージのメモ。お腹が空いたときには、舌と唇でサインを送ってくる。それでも気がつかないと手を口に持っていって空腹度を知らせてくる。最後の最後には、短いサイレンのような泣き声をあげることもあるけど、ここまで行くことはまず少ない。☆お腹が空いているというのでオッパイをあげても口で乳首を遊んでいるときには、ゲップがあるとき。ゲップさせてやるとすぐ吸い付いてくる。☆寝転びながら両手をあげて怒っているときもガスがあることが多い。☆寝転びながら足をピンピンして怒ってるときは、オシメかガス。☆お腹の中でしていたようにやっぱりしゃっくりが多い。
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| 8/27/03(水)ミノムシ |
タイラは、お腹が空いたら病院では猫のような声を出してたのだけど、家へ帰ってから大声を張り上げてなくことはなくて、私が気づくまで、舌と口で音を立てていつまでも待っている。ベビーベットに寝かせておいて同室で寝ていては、寝込んでしまいこの音が聞こえないので、私のベッドで数晩添い寝をさせてみた。最初の数晩は何ともいえない赤ちゃんの香りと温もりを楽しみながら寝ていたのだが、張り詰めていた気がふと緩んでしまったようで、ミノムシ状態にしてブランケットでまいて寝かせておいたタイラがモゾモゾしているに気が付きながら寝込んでしまった。朝横になっていて胸に温もりを感じて目が覚めたら、ブランケットでくるんで背中を下に寝かせておいたタイラがどうやって自分で移動したのか、彼も横向けにねて私のパジャマの授乳口に顔をつっこんで(張って痛いからノーブラで寝ていた)私のオッパイに吸い付いて眠っていた。ママがいい加減だと子供はたくましく育つのか。。素晴らしい生命力!
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| 8/26/03(火)ドゥーラサービス |
マイケルが先週3日間の産休をとって今週からは、会社へ行ってしまう。週末からのオッパイ事件もあり急遽ドゥーラサービスに昨日の月曜から来てもらう。なにせ、ミドルエイジママの育児だもの無理はいかん。赤ちゃんの看護婦さんの資格をもつレンカさんのてきぱきとしたお手伝いぶりに私は座って授乳するのみと楽をさせてもらった。彼女が赤ちゃんがなるべく夜沢山寝てくれる秘訣を伝授してくれる。たった二日でタイラの睡眠パターンが変ってしまいオドロキだ。新生児のお世話のスペシャリストの彼女がみても、タイラはおとなしくて扱い易いあかちゃん。(なんてラッキーな私たち!)筋力が同じ時期の赤ちゃんに比べて発達してるそう。今週一杯来てもらうはずだったのに、彼女の先約の双子ちゃんが早く産まれてきてしまい彼女のヘルプは今日でおしまい。
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| 8/25/03(月)オッパイパンパン |
でなかったオッパイが急にでるようになって、胸が石のようにパンパンに張り詰めてしまう。日曜日の明け方にマイケルに手動ポンプを買いにいってもらって絞ってみるが効果ナシ。タイラの気まぐれな睡眠と食べるスケジュールのせいで、需要と供給のバランスがとれず彼が吸い付けないくらいに腫れ上がってしまう。医療用のポンプを借りに行ってカウンセラーの指示に基づいて搾乳をする。小さいオッパイ(悪かったなぁ〜)のひとのが急に大きくなるとこういうことがあるそうな。痛くて息もできない。今にも皮が張り裂けて筋肉でも飛び出して来そうな痛み。授乳できない間、ミルクをあげてみたら夜眠ってくれるのにはびっくり。ミルクの方がラクチンか。。と早くも母乳育児挫折の予感。。なんちゃって。☆先週の日記のタイラの体重は3960グラムが正しいです。慌て者のママで失礼!
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★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
西尾亜紀さんのコメント
今週のココさんへ
ようやく産後11日めですね。すでにタイラとの生活に慣れ始めたようで、ココちゃんの順応力に敬服しています。おっぱいも出始めて一安心ですね。ただ搾乳器を頻繁に使うことは、あんまりお勧めしません。同じ部分に一定の圧力がかかってしまって傷を作る可能性があるし、赤ちゃんの吸いの刺激とはまったく異なるものなので、いい刺激とはいえないのです。手でしぼるほうがベター。手しぼりはコツがあって、乳輪のやや外側に一度おっぱいがたまる乳管洞という部分を親指と人さし指で圧迫して引き出すようにしぼるとスムーズです。ただちゃんとタイラが飲んでくれて、トラブルなければ、搾乳の必要はありません。それと美食（乳製品や油脂やお菓子）はおっぱいを詰まらせたり、おっぱいの甘味（なめてみた？甘いんですよ）を落とすのでちょっと控えてくださいね。
（看護婦・助産師 西尾亜紀さん）
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