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カオルさん

カオルさん(29歳)
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のJoさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。



上手に食べられます
上手に食べられます

カーペットにまたコーヒーをこぼした直後の表情
カーペットにまたコーヒーをこぼした直後の表情

つかまり歩きのスピードがさらに速く!
つかまり歩きのスピードがさらに速く!

グランドセントラル駅近く
グランドセントラル駅近く

マンハッタンまでのサブウェイ
マンハッタンまでのサブウェイ

テーブルではお行儀よくしてました
テーブルではお行儀よくしてました

お誕生日翌日のお祝いとなって……
お誕生日翌日のお祝いとなって……

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

8月11日(日)ミュージシャン志望
最近のわたしとジョ・オーの密かなブーム、オペラタイム。これはたいてい夜で、部屋を暗くしてキャンドルを灯し、カウチにふたり並んで静かに(でも大音量で)オペラを聴く。情操教育ってわけじゃなく、なんてったってジョ・オーが好きだから、なのだ。目を輝かせてちゃんと集中して聴いてるからおもしろい。昼間はポップス。今日はコアーズを流してみた。ジョ・オーはコースターをテーブルばんばん叩きつけながらお尻フリフリ。なんとバイオレントでワイルドなダンス!いいぞ、リズム感もなかなか悪くない。将来はオペラ歌手?演歌歌手?ロックスター?いずれにせよ、母はちょっと嬉しい。(←ミュージシャン好き)
8月10日(土)昼寝のススメ
今日はかなり久しぶりに昼寝をした。もちろん、ジョ・オーと一緒に。いつもなら彼のお昼寝タイム(1日2〜3回で時間は短い)は私の家事タイムだし、ジョーが毎日汗水流して働いていると思うと罪悪感があって、昼寝なんてしてられない!私もからだを動かさねば!なんて思っちゃうのだ。でも今日は生理二日目、近頃の寝不足も手伝ってスゥ〜ッと眠りの世界に……。しかし眠って正解。ジョ・オーを寝かしつけてもまだ精力的に家のことを細々やっている私を見てジョーが、「朝と違ってすごく元気だけど、どうしたの?」と驚いていた。「うん、ちょっとエネルギー補給したの」。疲れていないと、夫への笑顔も冴えますわね。ほほほ。
8月9日(金)ミッキーマウスはいいけれど
ついに我が家にも出てしまったのだ〜!ネズミ。日常生活においてあまり苦手なモノがない私なのだが、ネズミだけはほんとーにほんとーにダメなんである。あのぬめ〜っとしてひょろりと長いシッポ!ハムスターなら昔飼っていたんだけど。ゴキブリとネズミが多いといわれるNYのアパート。だが我が家にはいままでどちらもお目見えしていなかったのだ。原因は恐らく、おもてで年がら年中、しかも一日中やっている道路工事。掘り下げる工程で彼らは追い出されてきたのに違いない。早速、ジョーがはさむタイプの罠3つと手作り罠のキット3つ、ソニックなんとかというねずみが嫌がる音の出る機械を買ってきた。私が想像する最悪のシーンは、お昼寝中のジョ・オーの顔のうえをネズミがそそそ〜っと走って行く……ってやつ。ひ〜〜〜!!!アーメン。
8月8日(木)チェリオ
ジョ・オーのおやつは手作りのクッキーだったりプリンだったりゼリーだったり、日系スーパーで買う赤ちゃんせんべいやボーロ、アメリカのベイビー用ビスケットやラスクだったりするのだが、今日はCheeriosにトライ。Cheeriosはアメリカで昔から人気のオーツシリアルで、コレステロールを下げるのにいいと言われている。直径1センチくらいの輪っかで柔らかく、甘さも抑え目だから、赤ちゃんのおやつにいいのよ、とジョーの親戚のおばさんが教えてくれた。(彼女には一生涯子供がいなかったのだけど、赤ちゃんのことにとても詳しい)早速ジョ・オーの目の前にぱらぱらと5、6粒置いてみると、ひとつひとつ器用につまんでは口へポイッ。表情はすごく真剣である。ヒヒヒ。おかしくって、ジョーと何回もあげてしまった。
8月7日(水)自分の解放、というか
今日は三人でマンハッタンへ。日系書店で本を8冊買ってもらい(アメリカでは贅沢なこと!)、日系スーパーでお買い物、カフェでランチをし、日本の苺ショートケーキを食べてお茶、その後ジュエリーショップでペンダントを買ってもらった。桃太郎のごとくサルときじ(ジョーとジョ・オー)を従えて、私の好き放題の一日。自分の解放(?)ってなんてステキ!買い物してるだけって噂もあるけど……。「なんか気分いいよ〜」と言うとジョーは、「カオルの嬉しそうな顔を見るのが一番嬉しい」って本当に嬉しそうだった。私はこんなこの人がとっても好きだなーと思った。この人と結婚して、この人の子供がうめてよかったなーって思った。
8月6日(火)さて、気をとり直して……
朝からジョーは、「よーし、朝ごはんつくるぞ」とはりきっている。このひとはこういう所がすごいと思う。喧嘩のあとの不穏な雰囲気や不機嫌をぜんぜん引きずらないのだ。だから私も素直にぼそりと言ってみた。「フレンチトーストが食べたいかも」。シロップをたっぷりかけたアツアツのフレンチトーストを食べたら、なんだか気持ちも明るくなってきた。三人で散歩に出かけ、近所のお店でピアスを3つ買ってもらう。(昨日、プレゼントだけは貰ったんだけど)そして夕方、「昨日のレストランへ連れて行ってくれる?」と頼むと、ジョーは笑顔で「もちろん!」。派手なパフォーマンスで肉や魚介類を目の前でグリルしてくれるこのレストラン。目の前でボォ〜と燃え上がる炎と鉄板の上でおどる肉やエビに、ジョ・オーの目はくぎ付けである。食事の終わりに、花火がついた大きなアイスクリームのバースデーケーキがやってきた。そして、シェフと音楽に合わせてヘンな万歳ダンスまで躍らされ……。お腹も心も満足。すごく嬉しかった。もっと素直になろうと決めた。
8月5日(月)マミィが悪い
ジョーと喧嘩をした。最悪だ。今日は私のバースデーだというのに。私たちの喧嘩はものすごく静かだ。ジョーが静かにベラベラベラと主に喋り、私がその間にきつい二言三言をぼそりぼそりと突っ込む。だから、傍目には喧嘩しているようには見えないらしい。それはともかく、原因は説明すると長くなるので端折るとして。はっきり言ってすべて私が悪い。ジョーのレストランでのバースデーディナープランも台無しにしてしまった。はりきっていた彼を、ものすごくがっかりさせてしまった。そんな私たちをよそに、ジョ・オーは今日も満面笑顔でぱたぱた走って遊んでいる。もしこの状況が理解できたとしたら言うだろう。「どう考えたってマミィが悪いよ」。
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。


編集部よりコメント
8月5日のカオルさんへ
「自分が悪い」ってわかっていても、どうしても上機嫌に戻れないこと、言わずにはいられないこと、ありますよね。それにしても、ジョー様(あえて様づけで・・・)のフォローは素晴らしい!
(So Da Tsu com編集部)
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