カオルさん（29歳）
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のＪｏさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。
食べちゃうか？
なんだかどうも慣れない……
ファーストシューズ
考えごとしてるの
食べて学ぶのだ〜
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★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 9月8日（日）親になって |
アメリカのある育児雑誌の調査によれば、昨今の大多数の親が、「自分の親業（親としてのスキル）に自信を持っている」のだそうだ。しかも、母親のじつに98％が、「子育てはすばらしい、母親になってよかった」と思っており、父親母親ともに、「自分は自分の親よりもいい親である」と思っているらしい。さらにさらに、「育児をしながらも、一緒に過ごす時間をたいせつにしている」夫婦がとても多いという。なんとすばらしい結果！こういうポジティブな空気はどんどん広がっていって欲しいもんだ。
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| 9月7日（土）からだが痛くってねぇ |
う〜、背中と腰が痛い。最近、ジョ・オーがぐんと重くなった気がする。今日はひさびさに抱っこヒモに入れて出かけてみようかと思ったけれど、既に玄関先であきらめてしまった。キッチンで立ち仕事をしているだけでも、背中がズキズキ。長く立っていられないよ〜。0時過ぎに仕事から帰ってきたジョーが、マッサージャーをつかって背中をくまなくマッサージしてくれた。「すいませんねぇ、あなたもお疲れでしょうに……」とばぁさんっぽくつぶやく私。運動不足だろうか。
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| ９月６日（金）断乳・まずは失敗、の巻 |
天気のいい日。ドーナツショップでジョーとブレックファストをしながら、「今日断乳しちゃおっか」といきなり思いついた。もう既に、昼間におっぱいを飲む回数は１〜２回のジョ・オーである。牛乳も飲めるし、来週には10ヶ月になるし、もうそろそろ……。しかし、その雰囲気を敏感に察知してか、今日のジョ・オーは私に特別ベタベタしてくる！顔を胸のあいだにスリスリしてきたり、シャツを引っ張って胸の中を覗きこんだり。それでも断固として、私はおっぱいをあげなかった、可哀想だったけど。そして夜。私は10時半ごろからカウチでウトウト。そのあいだに、ジョーがジョ・オーをお風呂にいれ寝かしつけてくれた。やった、おっぱい卒業だ！が、夜中。いきなりパッと目を覚ましたジョ・オー。珍しく思いっきり泣き始めた。すご〜く、すご〜く悲しそうに。その姿をじっと見ていた私。「まだ1歳にもなってないし、こんなに欲しがってるんだし」。ダメ、負けた。あげちゃった。そのときのジョ・オーの満足そうな飲みっぷりといったら……あぁ。
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| 9月5日（木）お父さんに似て…… |
どうもジョ・オーはスープ系がお気に入りなようす。まずは豆腐とワカメのお味噌汁。塩分が気になるが、美味しそうに飲む姿は日本人ぽくてなんだか嬉しい。コーンポタージュ。これは大人用のスープボウルで１杯ペロリ。NJに住むyukoさん伝授のオクラ入りチキンスープ。ご飯を入れてやると、エンドレスで口を開ける。マカロニグラタン。ホワイトソース多めでシチューっぽくすると、飲みこむように食べる。で、今日はランチに、白インゲンマメとエスカロールのスープを作ってみた。一晩水につけておいた豆をくつくつ煮込み、そこへチキンスープとハムを入れてからブレンダーにかけ、最後にエスカロールをちぎって入れて煮込んだら出来あがり。チーズサンドイッチと一緒にぱくぱく食べてくれた。ジョーいわく、「ジョ・オーはお父さんに似て汁物好き」なんだそうで。
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| 9月4日（水）危険な“コンジャック” |
コンニャクゼリー。私もジョーも大好きで、つわりがひどかった妊娠中にもお世話になった。あのつるるんとしたのど越しがいいんだよね〜。だが子供には要注意の食べもの、いや、絶対に食べさせちゃいけない食べものなのだ。今日観たＴＶ番組の“子供と危険”特集でも取り上げられていた。近年、コンニャクゼリーによる窒息死事件が後を絶たないのだそうだ。あのカップの形状やゼリーのテクスチャーは、特殊な吸引装置をもってしても非常に取り出しにくいらしい。そのほとんどがアジアから輸入されており、現在は輸入禁止の警告が出ているのだが、いまだに店頭に並んでいるという現状。なので、ｋonjac（コンジャック=こんにゃく）という名称を見たら注意！店の責任者にも警告しましょう、という内容だった。コンジャックゼリー、美味しいけど要注意です。
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| 9月3日（火）ファーストシューズ |
昨日で夏は終わりのはず……が、今日はやけに暑い。子供服のショップを通りかかるとジョーが、「ジョ・オーのファーストシューズを買おうよ」と言い出したので、ちょっと覗く。彼が一目で気に入ったのが、カーキのランバー風シューズ。履かせやすいか、歩くのに快適かをチェックしてから、アースカラーのソックス3足と一緒に購入した。家へ帰って履かせてみると……ぷぷぷ、なんだか大人に見えるね〜。はじめは足を重そうに引きずりながら、でも徐々に慣れて、パタパタといつものようにつたい走りを始めた。あぁ、靴を履いたら外に行けるんだ、ということはいつしか私たちのもとを去る日が来るんだ、と感慨深く思ってしまった。
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| 9月2日（月）リラックス＆パーフェクトなLabor Day |
勤労感謝の日。アメリカでは、この日をもって夏は終わりということになっている。嬉しいね、秋。過ごしやすい気候の今日はお決まりの、図書館→カフェでブレイク→スーパーで買い物コースである。スーパーでは大きなビーフのかたまりを買い、ジョーが夕食に”London Broil”ステーキを作ってくれた。肉の間にしこたまガーリックを埋めこんで焼き、薄切りにして食べるこのステーキ。なぜロンドンなのかは定かでないが、ウマかったね〜。アパート中をニンニク臭くした甲斐があったってもんだ。夕食のあとはジョ・オーが珍しく早く寝てくれたので、ジョーとポップコーンを頬張りながら映画”Breaking the Waves”を観た。何にもスペシャルじゃないけど、シアワセを感じた日。
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★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
編集部よりコメント
9月8日のカオルさんへ
アメリカの母親の意識調査、興味深いですね。「子育てに自信がある」とか、「自分の親よりもいい親である」という結果は、日本では出ないような気がします。自信を持って育てられた子供と不安に思いながら育てられた子供の違いが国民性の違いになっているのでしょうか？
(So Da Tsu com編集部）
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