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カオルさん

カオルさん(29歳)
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のJoさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。



寒い朝、ベーグルを買いに
寒い朝、ベーグルを買いに

こんなもの見っけた
こんなもの見っけた

カメラぁ〜
カメラぁ〜

もぐもぐ……
もぐもぐ……

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

10月20日(日)同じ育児日記でも
故・江國滋氏の「香織の記録」(娘は作家の江國香織)を読んだ。感動した。まずはその美しい日本語のつかい方。愛情のこもった表現。比べると自分の日記がはずかしくなる〜。それに、お父さんなのに(失礼!)観察が細かい。「この数日、食べ物の好みがめまぐるしく変わり……」とか、「下の前歯が1本ポツリと出かかって、茶碗にあたってカチカチ音がする」とか。喋るようになると、いちいち言ったことを記録している。それがまたすごくおもしろい。「今日も香織とパパと入浴。不意にパパのSymbolを指差して、「パパのアイスクリーム!」とうれしそうに叫ぶ」……笑った。とにかく、この記録には娘への愛情に溢れていて、親子っていいな、子供ってかわいいな、と感じさせられて、涙が出そうになっちゃう。いつもゆらゆらした気持ち(ジョ・オーを愛しているけれど、同時に独身の頃にも戻りたい)で育児をしている私に、なにか確かなものをくれた育児日記。
10月19日(土)疲れには疲れを
ともちゃんが、マンハッタンでお茶をしようと誘ってくれた。ここ数日、立て続けに色々な仕事を片付けたので、肩が痛い、体が痛い、目も痛い。いつもなら、「ちょっと今日は……」と断るところだが、疲れているときだからこそ友達に会うのがいい疲労回復になるのだ!と気をとり直してジョ・オーと出かける。本屋で買い物をして、ランチをしながらいっぱい喋って、化粧品を見て。やっぱり行って良かったな。疲れていたけど気分がいいから、途中の駅で降りてジョーの会社にも寄ってみた。仕事が終わるまで、同僚の人たちと色々話す。ジョ・オーはすっかりアイドル状態だった。帰りに近所のベトナム料理屋でディナーを調達して3人で家路につく。疲れた。体の芯からすんごーく疲れた。でも妙にいい気分の一日だった。
10月18日(金)ママに協力、thanks !
今日はジョーは出勤、私は午前中特許翻訳事務所の仕事。もちろん、ジョ・オー付きで。「ひとりで大丈夫?とにかく幸運を祈るよ……」と言いながら、ジョーは心配顔で家を出ていった。9時にボスのC氏から電話が来て仕事開始。まだトレーニング中のわたし。一語も聞き漏らすまいと集中して話を聞きながら、コンピュータに向かう。9時30分、ジョ・オーが「ふぇぇ」と言いながら起きてきた。「ちょっと失礼します」と電話を離れ、とりあえず用意しておいた飲み物とバナナ、シリアルをジョ・オーの前に置き、すぐに仕事に戻る。そして仕事終了−途中、大声を出したりはしたものの、結局大泣きもナシで終わった。ふと見れば、カーペットには崩れたボーロが大散乱、バナナのかけらがそこら中に飛び散っている……。それでも、まったく怒りはこみ上げてこない。「ジョ・オー、いい子にしてくれてありがと〜!」、もうそれだけ。なんだか妙に特別にいとおしく感じて、ギューッと抱きしめてしまった。3時間もの間、ひとりで遊んでいてくれたんだもんね、おいしいランチを作ってあげよう、いっぱい遊んであげよう。外に働きに出ているお母さんが家に帰ってくるときって、こんな気持ちなのかなぁ、と思った。
10月17日(木)どんどん歩く
スタスタ歩けるようになったと思ったら、日増しにその距離も長くなり、足取りもしっかりしてきた。今日は、3メートルほど。家事をしながらふと目をやると、ジョ・オーがリビングをスタスタと横切っていたりする。その光景にまだ目が慣れていないので、なんだか別の生き物が突然うちにやってきたような感じだ。部屋の真ん中にヌボーッと突っ立って、片手でマグマグから水を飲んでいるその姿といったら!「ハロー」と呼びかけるとそのままの姿で振り返り、ニコッとしたりして。もうほんとにきみはベイビーじゃないんだね……。
10月16日(水)なんなんだ!
ジョーと離婚した。夢のなかで。早朝、まだ真っ暗ななかで目が覚め、隣で寝ているジョーを揺り起こし、「私たち、離婚しちゃったよ……」と半ベソ気味で言った。ジョーは私のからだを引き寄せ、背中に腕をまわしてからギュッとして、「してないし、これからもしないから。夢だから、大丈夫」と言ってまた寝入ってしまった。数時間後、キッチンでコーヒーを飲んでいたらまたそれを思い出し、「そう言えば、私たち離婚したんだ。ジョーが浮気して……」と言うと、ジョーはやれやれという顔をして、「それは、納得したいという気持ちの表れだな」と言う。つまり、何かの真相を暴いて(または暴いたつもりで)納得できると、それが何であろうと一種の安堵を感じることが出来るのだ、と。うぅむ。それにしても、私は普段から、「何かあったらすっぱり離婚してやるぅ」なんて思っているのだけど、夢の中では、ぜったいに別れたくないと頑なに思っていた。ま、これはいいことか。ちなみに、夢のなかにジョ・オーはまったく出てこなかった。
10月15日(火)あんよはおじょず
完全に歩けるようになった。今日で11ヶ月。ジョ・オーはこの区切りを知っているかのごとく、毎月15日前後にはいきなりのプログレスを見せるだが、今回もそう。これまでヨロヨロ歩きなら3、4歩はOKだった。でも今日のは、スタタタターッという感じ。ジョーが両手を広げて、「Come on !」とやるとニコニコしながら駆け寄っていく。その距離、1.5メートルほど。転ばずに歩けたら、ジョーのブチュブチュ攻撃をほっぺいっぱいに受ける。本人も誇らしげ。あぁ、なんと成長したことよ。不覚にも胸がいっぱいになった夜。
10月14日(月)こんなお母さん
近所の雑貨屋で赤ん坊連れの1組の夫婦と知り合った。「おいくつですか?」から始まって、なんだかんだと話題が尽きず、最後には「今度一緒に公園にでも」なんて、ジョーは電話番号まで交換してしまった。子供は1歳になったばかり。続けてジョーが、「メイルアドレスは?」と聞く。「コンピュータはしないんだ」と向こうのお父さん。お父さんは50代(本人がそう言った)、お母さんはそれより少し若い感じ。夫婦と別れてから、ジョーと話した。「今時、メイルしない人もいるんだね」とジョー。「それはいいけど、インターネットもせず、専業主婦で、ちょっと年齢もいってると、ああなるのかね」と私。何せ彼女、その辺のダンボールに座り込み、お喋りが止まらない!という感じだったのだ。「うちのアントニオはね……」と息子の成長ぐあいを事細かに説明し、あれはどうしてるこれはどうしてる?と質問してくる。息子が可愛くて仕方なく、育児にすごく真剣なのだ。そんな姿に素直に感動すると共に、ちょっと痛々しい感じもした。今度、公園に誘ってみるかな。
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