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カオルさん

カオルさん(29歳)
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のJoさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。



ひさびさ、スリーショット
ひさびさ、スリーショット

マミィ、お疲れサマ
マミィ、お疲れサマ

もう十分です……
もう十分です……

楽し〜
楽し〜

もっと高くぅ
もっと高くぅ

足で持ちあげて〜
足で持ちあげて〜

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

10月27日(日)ハダカの付き合い
ジョーは小さい頃から絵を描くのが得意で、小学校低学年のときにはクラスメートにせがまれて裸の女の人を描き、たいそう人気者だったという。うむ、いかにもジョーである。「やっぱりお母さんがモデルだった訳?」と私。「まさか!」と彼。なんでも彼が3歳くらいのとき、ふと両親の部屋を通り過ぎると、たまたまドアを開けたままで母親が着替えをしていた。いつもと違う下着姿の母親をなんの下心もなくじーっと見ていた次の瞬間聞いたのは、「きゃあああああああ」と耳をつんざくような母の叫び声……。そう、ジョーは赤ん坊の頃からただの一度も母親のハダカなど見たことがないのだった。アメリカでは、親子がいっしょにお風呂なんて考えられない。親子が裸で湯船に浸かる微笑ましいはずの光景は、こっちの学校で絵に描こうものなら、性的な幼児虐待と取られかねないのだ。日本とアメリカの、大きな違い。
10月26日(土)ぐったりうだうだ
う〜。昨日のひさびさの飲み会がキテいる。ぐったりの今日。朝、出勤するジョーを送り出してから、ジョ・オーと軽く朝ご飯を食べ、少し遊んでからまたベッドに戻った。お昼過ぎに目覚めて、ランチを食べ、洗濯などをしてから少し遊び、夕方からまた寝る。次に目覚めたのは午後7時だった。書かなきゃいけない原稿はいっぱいあるし、あれもこれもしなきゃいけないってのに、一日中寝ちゃったよ〜!!まぁ、過ぎたことは仕方ない。明日がんばろう……。それにしても、ジョ・オーを私の昼寝に付き合わせるために、一日中おっぱいをくわえさせていた気がする。乳首がヒリヒリ痛い。
10月25日(金)ひさびさに飲み会
今夜は、私が原稿を書かせてもらっている地元日系紙の歓送迎会。創刊当時からいっしょに仕事をしてきたフミちゃんがアフリカへ行ってしまうのだ。ジョ・オーをジョーに託して、6時に家を出る。日本食レストランで飲んで喋って騒いで、その後のカラオケまで行ってしまい、帰宅したのは午前3時。その間、家に電話さえ入れなかった。ちょっと罪悪感。そーっとドアを開けると、ジョーがリビングの真ん中にちょこんと正座して、TVを観ていた。「遅いから心配した」、「ごめんね」。部屋はどこもかしこも掃除されてピカピカ。洗濯もしてあった。ジョ・オーはすやすや夢の中。夕食に、「ご飯とレバー」(なんだソレ?!)を食べさせたという。自分にはお腹が空かなかったから何も作らなかったとか。とっても疲れた顔。「ね、ジョ・オーの世話と家事って疲れるでしょ。私の大変さ分かるでしょ」と言いかけたけれど、今日は素直にありがとうの気持ちだけにする。私は、「うどん、作ろうか?」と言った。
10月24日(木)ワンミニッツ、プリーズ
ジョ・オーは、ジョーの英語を何となく理解しているらしい。ジョーと夕ご飯を食べていると、ジョ・オーがテーブルの下からちょっかいを出してきた。ジョーは人差し指を立ててゆっくり言う。「one minute, please ?(1分だけ待ってくれる?)」。するとジョ・オーは、ジョーの真似をして指を出すような仕草をしながら、「アン、ウー、ウーアーアー」とかなんとか言って、静かになったのだ。「いま、ワンミニッツって言ったよね?」と、ジョーはかなり嬉しそうだった。言ったのか、本当に?
10月23日(水)ハロー、ハロー
受話器を持たせるとそれを肩にかついで、「アー、ウー」とお喋りをするようになった。しかも、歩きながら。私のしていることをよく見ているのである。今夜も受話器に熱心に話かけているので、ジョーが、「外からかけてあげよう」と言ってわざわざパジャマを着替えて寒いなか出ていった。トゥルルルル……。ジョ・オーに受話器を渡す。「ジョ・オー、ダディだよ。ダディが外から電話していまーす。聞こえますかー?」。ジョ・オーは熱心に声を聞いているけれども、「アッ、アッ」と短く2回言うのみ。そのうち、ドラマ「フレンズ」が始まり、そのテーマ曲が大好きなジョ・オーは、すっかりテレビに見入ってしまった。床に捨てられた受話器から小さく聞こえてくる、「ジョ、オー、ダディ。イッツ、ダディ」の声の淋しげなことといったら……。
10月22日(火)なんにもしない
火曜日は“なんにもしない日”に認定された。頭をからっぽにして、余計なことは考えない。ジョ・オーの世話をして、疲れない程度に家事をして、ごはんを作って、おいしいお茶を飲みながら本を読む。すばらしい。
10月21日(月)発言しなきゃ、なのだ
仕事を再開してからなんせ疲れる。無論、ジョーに今までより協力してもらわなければいけない。だけれど私は、「○○やって」と頼むのが自分の夫にさえ苦手なのだ。自主的に手伝おうという気にならない限り、やってくれなくて結構、頼まなきゃいけないくらいなら自分でやる。ひねくれ者の私はついついそう思ってしまう。それに、外で働くことの肉体的・精神的な大変さはよく知っているから、ジョーの疲れた顔をみると余計に頼めない。だが今夜、仕事とすべての家事を終えて私は本当にぐったりしていた。ジョーは唐突に“キッチンの大掃除”とか、“バスタブをぴっかぴかに”ということはしてくれるのだけど、なんというのか、そういうことじゃないんだよね、手伝って欲しいのは。「あのね、ほんのちょっとしたことだけでいいの。ちょっとの食器洗いとかちょっとの洗濯とか」。ジョーに遂に切り出した。「そうやって、どんどん頼んでよ。僕は鈍いから言ってくれなきゃ分からない。日本人のように僕には読心術は使えないんだから」。そう、言えば喜んでやってくれるのだ彼は。私の夫はアメリカ人なのだった。
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