カオルさん（29歳）
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のＪｏさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。
〜きゃははは劇場〜
〜きゃははは劇場〜
〜きゃははは劇場〜
〜きゃははは劇場〜
〜きゃははは劇場〜
結べるほど長くなった髪（やっと！）
ゆき、ゆき、ゆき……
歩いちゃうもんっ
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★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 2月16日（日）アメリカ健康保険事情 |
ジョーの転職（職業は同じだけど）にあたって、私が今調査中＆頭を悩ませているのが健康保険のこと。ジョーの新しい会社では、勤務して１年経たないと保険に入れないシステムなのだ。日本と違って社会・国民保険というものはなく、アメリカでは会社が個々に保険会社に入っていて、社員はその何割かを負担して毎月払う仕組み。これが個人で入るとなると、ものすごく高い保険料を自腹で払わなければいけなくなるので、ニューヨークには収入がちゃんとあっても保険に入らない人が結構いるのだ。政府の援助システム（保険料ナシ）もあるけれど、その規定の所得枠に我が家は入らない。それに、ジョーは１年以内に次の子を妊娠したいと切実に願っているし、しかも同じドクターに取り上げて欲しいと思っている。（保険会社とそのプランによって使えるドクターが制限されている）妊娠・出産費用は軽く100万円を超えるしね。ふ〜。高い保険料を払うか、ジョーが今の会社も同時に継続するか、はたまた…頭が痛い。
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| 2月15日（土）がんばる父さん |
ジョーが、今の会社を辞めて新しい別の会社に行くことになるかもしれない。がんばっているジョーを見初めてスカウトしてくれ、実はもう面接や話し合いも終わっていて、あとはジョーの決心次第なのだ。ただ、今進行中のプロジェクトや健康保険のこと、その他もろもろの事情を含めて、あと１年は今の会社“も”続ける、なんて言う。そんなこと大変過ぎるし、それじゃ家族一緒に過ごす時間がなくなっちゃう。収入は増えても、それじゃイヤだ……と私はちょっと反対なのだ。ジョーは、「ジョ・オーを見てごらんよ。自分がどういう状況にいるのかも分からなくって、僕たちを頼りきってる。これから何だって好きなものを好きなだけ与えてあげたいでしょう？僕はすべての夢を叶えたい」と言う。うむむ、ここが頑張りどき、ってこと？あー、でもでも。
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| 2月14日（金）コソコソ、チョコっと |
朝、ベッドの中でジョーが、「バレンタインのサプライズ！」とか言っているので、何かと聞いてみれば今日は会社をお休みにしたという。ま、たまにはいっか。でも、ジョーへのバレンタインのプレゼントを今日こっそり買おうと思っていたのにな……ま、いっか。これも省略としよう。ははは。とりあえず、私は午前中仕事。ジョーはリビングでうたた寝。ジョ・オーはひとりで遊んでいる。しかし……妙に、みょ〜に静かだぞ。と、思ってリビングを見たら！昨日の夜にジョーから貰ったトリュフの詰め合わせをしっかと抱え、イスの上で顔中チョコだらけになってるちいさい人を発見！手の届かない場所に置いておいたはずのチョコが〜。目が合ったら、「だぁっ」とチョコレートをひとつすすめられてしまった。あんまりおかしいのでジョーを起こして、３人でチョコレートをもぐもぐ食べた。
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| 2月13日（木）あれもこれも |
一気に出来ることが増えてびっくりしちゃう。朝食にシリアルを食べているとき牛乳が少しこぼれたので、スプーンと格闘しているジョ・オーに「そのフキンでここ拭いて」と指差しながら冗談で言ってみたのだ。そうしたら、ほんとにタカタカッとフキンを取りに行ってきゅきゅっと拭き始めたではないですか！かぁさんビックリ。さらにオレンジジュースをグラスに入れてやったら、しっかり両手で持って一滴もこぼさずにゴクゴク。あなたったら、いつの間に？！しかも最後に、「よくできました」の拍手まで自分でしたりして。そのうち拍手する方に夢中になってきて、急いで飲むものだからジュースが口からこぼれ出した。フフフ、そうよ、それでいいのよ。あなたはまだベイビー。掃除しながら、私は嬉しい。
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| 2月12日（水）日本人風に |
前々から教えていた、ありがとうのおじぎが上手に出来るようになった。ジョーがものを手渡して「マミィのところへ持って行って」と言うと、タカタカーッと走ってきて持ってきてくれる。「どうも、どうも」と頭を下げると、ジョ・オーも膝を屈伸しつつ頭を下げる。あ、これはどっちかと言えば「どういたしまして」のおじぎだな。何度も頭を下げる、日本のオヤジ風なのがポイント。アメリカではおじぎなんてものは存在しないから、この日本人のおじぎ姿はときどき茶化されたりするのだけど、この気持ちを込めた美しい動作、私は好き。
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| 2月11日（火）読書？だっこ？ |
脚の間にジョ・オーを入れてクルマの本を読んでやったら、それがすっかり気に入ってしまった様子。何度でも本を持ってきて、私に脚を開くよう指示（？）し、その中にちゃちゃっと座る。読むって言っても、ぜんぜん読むところなんてないのだ。ダンプカー、パトカー、バスとか書いてあるだけ。だから、1ページずつめくって車輪を指差しながら「ブーブー」とか言うだけなんだけど、それが楽しいらしい。
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| 2月10日（月）First… |
午後からちらほらと雪。ジョ・オーとそれを窓から覗いていると、“連載マンガの締切りが目の前に思いっきり迫っている”ジョーが、「これはジョ・オーの“はじめての降っている雪”だから、外で遊ぼう！」と言い出した。私が、「ねぇ、今の状況わかってる？」と言っても、「うん。でもこれはジョ・オーのはじめての……」と言いながら靴下を履き始めちゃって。こだわり屋のジョーは、First○○というのにウルサイのだ。ファーストバス、ファーストシューズ、ファースト・ヘアカット…etc. それを思いっきり記念にしなくちゃ気が済まない。というわけで、ちょっとだけという約束でカメラ片手に３人で外へ出た。はじめての空から降る雪を、“二人とも”楽しんでおりました。
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★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
編集部よりコメント
今週のカオルさんへ
ジョーさんの転職、日本よりも何かと面倒なことがあるようですね。「すべての夢を叶えたい」とのお言葉、頼もしい限りではありませんか。身体に無理がないよう、カオルさんが見守ってあげないと・・・ですね。
(So Da Tsu com編集部）
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