カオルさん（29歳）
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のＪｏさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。
誰かが作ったスノーマン
今日も女の子に間違われたゾ
ボクの顔がうつってる……
箱がたくさん！
ダディの靴を買いに来ました
すごい雪だぁ
埋まっちゃった
ちょっとコワイよ〜
立ってみよう
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★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 2月23日（日）笑う母、笑う父 |
日本のTVで、タンザニアから日本にお嫁に来た女性の特集を見た。そのうちのひとりには日本人の夫との間に4人の子供がいて、その子供たちがものすごくいいパーソナリティと笑顔を持っているのにちょっと感動した。しかも学校でも優秀。どうしたらこんないい子に育てられるんだろう……？見ていると、やっぱり母親の底抜けの明るさと笑顔かなーという気がした。今読みなおしている育児書にも、「きちんとした優秀な母親よりも、笑って失敗ばかりしている“愚母”の方が子供の情操にはよほど良い」とあった。なーるほど。笑う家庭にはいい子が育つ。そんなことを思いながら目の前を見ると、ハートマークのたくさんついた赤いトランクス一丁でジョ・オーと踊り狂っている“愚父”の姿が目に入った……。
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| 2月22日（土）I miss you… |
朝、ジョーを送り出してからベッドに戻り、寝なおそうか本を読もうか考えていた。横で気持ち良さそうに寝息を立てているジョ・オー。毎朝、「まだ起きないのかなぁ」と思ってしまうのは不思議だ。寝ていてくれれば、仕事もはかどるしとっても楽。なのに、早く起きて顔を見せて欲しいと思ってしまうのだ、必ず。思えば、うまれて1、2ヶ月の頃、まだ今ほど心からの愛情が芽生えていなかった頃、私は夫婦二人きりのころや独身時代を懐かしがってばかりいた。ちょっとでいいから、自由で気楽なあの頃に戻りたい……と。なのに、今となってはジョ・オーなしの人生なんて考えられない。柔らかいほっぺや甘い香りの寝息、この笑顔や泣き声でさえも、もし彼が生まれていなかったらこの世に存在していなくて、だとしたら私の人生ってどうなっていただろう？子供のいない人生だってやっぱりそれなりに楽しいと思う。でも一度持ってしまうと、もうやめられない、ナシの人生が考えられない。子供をもつってちょっとコワイことだ。
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| 2月21日（金）まだまだおっぱい |
1歳3ヶ月のジョ・オーだが、まだ。そう、まだおっぱい飲んでるのです〜。あぁ。ぱたぱたっと走ってきてはシャツをぐいっと首のところまでまくりあげ、幸せそうにおっぱいを頬張る。飲んでるあいだ、片手で片方のおっぱいを楽しそうにいじる。その様子を見るにつけジョーは、「ちょっとこの動作には問題がある」とかいう。日本の友達Yの娘が1歳4ヶ月でごく自然に自分からおっぱいを飲まなくなったという話を聞いて、私もあと1ヶ月は待ってみようと思っているのだ。あと1ヶ月。もし1歳5ヶ月までに止められなかったらちょっと対策を講じる予定。おっぱいナシで朝までぐっすり寝てくれたら、どんなに楽だろうなー。
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| 2月20日（木）キレイにきちんと |
ジョーを送り出してから、洗面所の鏡を見てぎょっとした。髪の毛ぼさぼさ、パジャマもジッパーが半分開いてるし（ジョ・オーが夜中おっぱいにアクセスするため）。こんな私にジョーは、「今日もカオルはかわいい」と言い、行ってきますのキスをして行ったのだ……ひ〜。私は毎朝ジョーと一緒に起きて、顔も洗わずにキッチンへ直行してお弁当を作り、コーヒーをいれる。送り出してから顔だけ洗い（化粧するのは週に1、2回）歯磨きをして仕事開始。出来れば、といつも思う。出来れば、早めに起きてシャワーを浴びて部屋着に着替え、薄化粧でもしてキレイな顔でジョーに「行ってらっしゃい」を言いたい。そうしたら、自分も1日気分がいいだろう。けれど。ジョ・オーがうまれてから時間が飛ぶように過ぎていき、1週間なんて「あっ」どころか「あ」の半分くらいの感じ。その間に、家事に仕事に育児に、その他いろいろ考えることもあって。あー、でもこれは言い訳だなぁ。きちんとする暇くらいあるのだ。ちょっと努力しよう……。
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| 2月19日（水）sensitive boy |
3人で一緒にお風呂に入ってから、チーズケーキを食べつつお茶を飲んでいたときのこと。一瞬のすきをついて、ジョ・オーがテーブルの上のお茶に手を伸ばそうとした。すんでの所でジョーがカップを押さえ、「NOOOOO!!」。ふ〜、セーフ。が、その大きな声に思いっきり驚いたジョ・オーは、すっかり固まってしまった。カウチにもたれて、一点を見つめつつ口をしっかり結び、目には涙が浮ジワ〜リ。その様子があまりにも可哀想だったので、「ジョ・オーが悪いんじゃないんだよ。手の届く所にお茶を置いたダディが悪いんだよ」と言いながら抱きしめた。だが、そんなジョ・オーを見てもっとショックだったのがジョーの方。急いで私の手からジョ・オーを奪ってぎゅーっとしてから、「大きな声出してごめんね。怒ったんじゃなくて、ダディもびっくりしたから」と必死のフォロー。それでもまだ固まっているので、ジョーはクッキーをあげたり笑わせようとしたり。やっとフフッと笑ってくれて、「なんて感じやすい子なんだ……」と胸を撫で下ろしつつ改めてびっくりしていた。
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| 2月18日（火）エンジェルが舞い下りるのはまだ |
どこもかしこも雪で真っ白。まだ雪かきもあまりされていない道を朝、ドラッグストアまで歩いた。なんてったって、生理が4日遅れている！しかも最近、お腹が空いて仕方ない。ただ、その他に体の変調はみられないし、第一、私は妊娠中に食欲が全然わかなかったくちなのだ。それに、今はジョーの転職のこともあってグッドタイミングじゃないし。昨日ジョーに、「妊娠してたらどうする？」と聞いて返って来た、「いいじゃない（It’s good）」という素っ気ない（と感じた）返事も気に入らなかった。僕らの予定通りで何も問題ない、good以外にどう言いようがある？と彼はあとで言っていたが。さて判定薬の結果は？……シロ。ふ〜。安堵と共に、なんだかやっぱりちょっとがっかりのようなフクザツな気持ち。ま、気長に待ちます。
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| 2月17日（月）大雪が嬉しいのはこの人 |
すごい雪、雪、雪！窓の外は真っ白。キレイ。NYでは何年振りかの大雪だとか。ジョーはまた、「よし、あとで雪で遊ぶぞ！」と張り切っていた。私はなんだか最近、からだは重く感じるし、お腹は空くし、妙なかんじ。外に出たくない。というわけで、仕事が終わってからはジョ・オーとお昼寝。大雪のせいで外は静かでサイコー。明日遊びましょうねー、おっきなベイビー。
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★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
編集部よりコメント
2月22日のカオルさんへ
子供って、おきて元気に活動しているときには、「早く寝てくれ〜」なんて思うのに、眠っていると「起こして一緒に遊びたい」って思ってしまいますよね。やっぱり、愛しい存在ですよね！
(So Da Tsu com編集部）
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