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カオルさん

カオルさん(29歳)
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のJoさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。



地下鉄のホーム。ふ〜、長い一日だった
地下鉄のホーム。ふ〜、長い一日だった

もう帰ろ
もう帰ろ

マンハッタン、もういい〜
マンハッタン、もういい〜

夕暮れどきのエンパイア・ステート・ビルディング
夕暮れどきのエンパイア・ステート・ビルディング

鉄道模型。これを見てたの
鉄道模型。これを見てたの

グランドセントラル駅のスイス展
グランドセントラル駅のスイス展

「おかあさんといっしょ」に釘づけ
「おかあさんといっしょ」に釘づけ

ファービー、ヘンな顔
ファービー、ヘンな顔

ファイアーエンジンなのだ
ファイアーエンジンなのだ

なんちゅーかっこ
なんちゅーかっこ

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

3月16日(日)この笑顔ですべて帳消し
昨日の夜の気まずさを引きずりつつ、でもお弁当はつくり、脳をアクティブにするという豆乳バナナジュースを出勤前のジョーに作った。一応、「ありがとう」と言って飲むジョー。昨日のケンカはどんどん主題が派生して、最後にはすごくイヤな気分で眠りについた。ジョーは朝の5時半まで眠れなかったという。そのうち、ジョ・オーが起きてきた。最近早寝早起きになってきて、イイ感じ。ダディとマミィの間のことなんか微塵も知らないジョ・オーは、無邪気な顔で、「ダァー、ダッ、ダッ」とおしゃべりが止まらない。子はかすがい、というよりも、子供は天使。この顔を見るだけで、イヤな気分もす〜っと浄化されちゃう。
3月15日(土)アタマに来る!
ジョーとまたケンカした。ここのところ、昼はなごやかに過ごすのだけれど午前0時が近づく頃になると、なんだかんだとケンカになる。原因は毎回大体同じようなこと。お互いの忙しから来る疲れとイライラ、一緒に過ごす時間が少ないこと、そしてなんと言ってもジョ・オーのこと。ジョーいわく、私はジョ・オーを過保護にし過ぎ、甘えさせ過ぎ、なのに危険なものを与え過ぎ、なんだそうだ。私にすれば、まだ小さいうちは甘え放題でいいと思うし、危険なものって言ったってナイフやハサミを渡すでもなし、それにジョ・オーは一日中私と一緒にいて、怪我も事故もただの1回も起きていない。さらにジョーは、「ジョ・オーは痩せすぎ。カオルはヘルシーなものばかりあげている」のだと言う。その辺で見かけるぽちゃぽちゃした子供たちと比べて言っているのだろうけど、アメリカでは子供の肥満がシリアスな問題になっているのだ。大体、ジョ・オーは体重も10キロあるし、大食いではないにせよご飯もちゃんと食べている。ただもともとの体型がスリムなだけなのだ。育児のやり方は夫婦で妥協点を見つけていくべきなんだろうけれど、あんまり否定されると自分の生き方や価値観すべてが否定されたような気分になる。プンプン。
3月14日(金)フライデー・ショッピング
ジョーは午後3時に帰宅。新しい会社は、金曜日は2時までなのだ。明るいうちにジョーが帰ってくるのは嬉しい。せっかくだから、3人でショッピングに出かけた。寒さも随分和らいで、歩くのも気持ちがイイ。私はバッグ、ジョ・オーにはスプリングコート、ジョーはネクタイ5本とYシャツを買う。こんな金曜日は楽しい。
3月13日(木)こんな子育てもある
井上麻矢の「途上家族」を半日で読み終えた。井上ひさしの娘である彼女は、両親が泥沼離婚をした上、本人も離婚を2回経験している二人の娘のシングルマザーである。読み終えて、ものすごく痛かった。心が。実母との関係、家族のあるべき姿を追い求める気持ち、ひとりで子育てに奮闘する姿。多分、私は彼女と性格が似ているのだろうな。気持ちが分かってしまう分だけ痛かった。それにしてもシングルマザーというのは厳しい立場だ。熱を出して真っ赤な顔をした長女が、「これお尻に入れたら熱が下がって、ママお仕事に行けるんでしょ」と解熱剤を差し出すところなど、なんとも言えない気持ちで読んだ。シングルマザーはエライとか可哀想とか同情するんじゃ決してなく、私は夫もいるし恵まれているわ、と安堵するのでもなく、「生きていくって厳しいことだ」とそれだけ、強く思った。
3月12日(水)ソーホーってやつは
編集部の人達とミーティングを兼ねたランチ。ソーホーのど真ん中にあるオフィス近くの洒落たレストランで、コースのランチを頂いた。こうやってジョ・オーの世話抜きで、ちゃんと味わいながら食べるのなんて久し振り。その間、ジョーとジョ・オーはその辺に放し飼いにしておいた。ひとりでいい思いしてスンマセン。それにしても。ここソーホーは“ニューヨークのおしゃれなエリア”として有名なわけだけど、いつになってもあまり好きになれない。細々したショップが立ち並んで、ショッピングするにはおもしろい。だけど、歩いている人々がどうしても「気張っている」ように見えて仕方ない。おしゃれを気取りすぎっていうのかなぁ。(実際おしゃれな人も多いわけだけど)日本人の若い観光客もかなり多くて、目が合ったときにどういう反応をすべきか困ってしまうことが多いのもここ。現地在住の日本人っぽく(?)完全無視もなんだし、「道に迷ったら聞いてください」とばかりフレンドリー過ぎるのもねぇ。とにかく私にとってはあまり居心地の良くないソーホーなのだ。
3月11日(火)ジョ・オーの財産
ジョ・オーを寝かしつけてから、仕事しているジョーに付き合って書斎で不動産会社のウェブサイトを見ていた。今住んでいるアパートはとても気に入ってるのだけど、物件を見るのはいつだって楽しい。とにかく家賃が高い(東京より高いと思う)ニューヨーク。私は特に高いセントラルパーク近辺やアッパーイーストなどをチェックした。ジョーにひとつひとつ「ここは家賃90万円、ここは分譲で3億円ちょっと……」と報告する。そのなかで、セントラルパークから1ブロック離れただけのステキな物件を発見。分譲で約1億円、管理費が毎月12万円也。ジョーは「そこ見に行きたい?」といきなり乗り気になった。え〜、ジョークで言ったんだよぉ。「考えてごらんよ。価値が絶対に下がらない物件で後々ジョ・オーに財産として残せるのなら、高くない買い物だよ」と言う。ジョ・オーの財産になる、がジョーの口癖。将来あくせく働かずに、好きなことが出来る環境を与えてあげたいという。それにしても彼はドリーマー。でも、夢は捨てちゃあいけないニューヨーク。
3月10日(月)チャレンジを忘れずに
ジョー、新しい会社の初日。昨日は午前3時までマンガを描いていたので、眠そうで気の毒。まだ健康保険の件がクリアになっていないけれど、やる気や実力を大きく評価してくれるこの会社で、本人はやる気満々のようす。アメリカでは転職はステップアップで、日本と違ってポジティブなことなのだ。ジョーには新しいことにどんどんチャレンジして欲しい。妻子がいるからといって、ちょっとリスキーだけれどチャレンジングなことに尻込みするようなことはして欲しくない。いつも安全で無難な方に逃げるんじゃなく、自由に自分のやりたいように。家庭があるからといってそこにstuck(がんじがらめ)して欲しくないし、私もそうなりたくない。もちろん、ジョ・オーの親としての責任はきちんと感じながら、が前提だけれど。ジョ・オーは最近お得意のばいばい(手振り)でダディをお見送り。お父さん、ファイト〜。
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。


編集部よりコメント
3月13日のカオルさんへ
「途上家族」読んでみたくなりました。解熱剤のエピソードなんか、ここで読んだだけで涙が出そうになってしまったほど・・・。家族のあり方を考えさせられそうですね。
(So Da Tsu com編集部)
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