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カオルさん

カオルさん(29歳)
ニューヨーク在住。現在は映像翻訳と情報誌のライター。夫のJoさんは、グラフィックアーティストでアメリカ人です。11月15日元気な男の子を出産。



キョロキョロ…
キョロキョロ…

キョロ…
キョロ…

暑いの
暑いの

フェリーの上にて
フェリーの上にて

カ〜
カ〜

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

7月6日(日)ソファの落書きにはコレ
あぁ、神様。ありがとう、ありがとう。義母がTVで観たというこれ。インクのシミはヘアスプレーと固形石鹸で落とすというテクニック。皮にはどうかなぁ、と半信半疑でジョーと試すと、かなり消えるではないの!完璧には無理だけど、これでも十分、十分。嬉しくなって落としていると、なぜだかジョ・オーの書いたものを消すのが惜しくなってきた。「落ちなかったらこのままにしておいて、将来からかってやるゾ!」と思っていたのだ。でも、ま、結局ほとんど落としたけれど。ソファのこれは別だけど、落書きってなんだか捨てがたくってすべてとっておいてある。
7月5日(土)ハッピーバースデーのお願いごとは
ジョー、今日で38歳。気づけば結構年上なんだなー(精神年齢はときに5歳、ときに100歳)。夕方、ジョ・オーを義母に預けてジョーとマンハッタンへ。アイマックスシアターで「ザ・メイトリックス リローデッド」を観る。ここのスクリーンはもう本当に“異常なくらい”大きかった。噂には聞いていたけど、かなりビックリした。シートもスタジアム式。そしてでかでかサイズのポップコーンとこれまたでかでかサイズのソーダを持って映画を観る。これ、アメリカ式。映画の後、レストランで食事をしながら、ジョーが「ボクが40歳になるまでに子作りを終わらせる」と言う。そうだねー、まぁね、2年のうちにあとひとりはね、と言ったら、「…あと二人」という返事。それはちょっと考えさせてもらう。
7月4日(金)毎年、インディペンデンス・デイに思う
独立記念日。毎年思うけれど、アメリカに住んでいてアメリカ人の夫がいても、やっぱり私には関係ない気がしてしまう日。天気がいいので(よすぎる)3人でマンハッタンまでフェリーを乗りに行くことにした。途中、GAP babyにて買い物。女の子用の服をジョ・オーにあててみては、ジョーに叱られる「ピンクはダメ、スカートはダメ」。そうだよな…。久々に乗ったスタテン島までのフェリーは気持ちい〜。風が強かったけれどジョ・オーにははじめての船体験で、河を指差しては「ウォ〜タ〜」を連発していた。帰りにジョーの実家に寄る。TVで独立記念日の花火を見て義母は喜んでいたけれど、花火はやっぱり日本のやつの方が数倍キレイだよなー。それにアナウンサーのセリフがくさすぎ。「アメリカは人々に自由を!世界中に自由を与えたのです!…」。私ってどこまでも非国民(って、もともと国民じゃないけど)。
7月3日(木)嘘でしょ〜〜〜〜〜!!!
ショック、ショック、ショック、ショック…。仕事が終わってジョ・オーとランチを終えたその瞬間、私の目に飛びこんで来たのは、“ジョ・オーのアートワーク”。新しい皮のソファ一面にボールペンで落書き!!どうして?どうして?誰か嘘って言って、これは夢だと言って!しばらく放心状態で何も言えず、家のなかを歩きまわっていると、そのうち涙がどーっと出てきた。全部私のせいだ…。ジョ・オーのせいじゃあない。私がちゃんと見てなかったから。それにしてもボールペンをどこで見つけたのか。しちゃいけないと思いつつ、仕事場のジョーに電話。15分で家に帰ってきてくれた。責められるかと思いきや、「泣いてるからビックリしたよ。おー、派手にやったねぇ」。そして、「電話してきたとき、ジョ・オーが窓から落っこちでもしたのかと思った。それに比べたらこんなの何でもないよ」と言ってくれる。ジョ・オーは泣いている私に、トカゲのぬいぐるみをそっと差し出した。
7月2日(水)ベイビーのあたまの中
「思いっきり、好きなだけ寝てみたい」とジョーが言っていたので、ベッドルームは閉め切りにして今日は朝からジョーはいないものと思って行動。いいチャンスなので、ジョ・オーとバースデープレゼントを買いに行く。電器店でいろいろ見ている間、店員がジョ・オーとおもちゃで遊んでくれた。彼女にも21ヶ月の娘がいて、ジョ・オーを見ているとなんとなく娘さんを思い出すそうで。聞けば、夫は中国人(彼女は白人)だという。なーるほど。混ざり具合がなんとなく似てるんだろうな。その子は既に、中国語、英語、スペイン語を理解している(ような感じ)んだそうだ。ジョ・オーも英語と日本語を両方理解しているような風なので、彼女と、「ベイビーの脳の働きってちょっと私たちの想像を超えてるわね」と言い合った。
7月1日(火)公園にて
今週のジョーのバースデーのためにプレゼントを物色。その帰りに公園に寄ったら、3つのスプリンクラーが勢いよく放水していた。いろいろ遊具があるというのに、ジョ・オーはいつもの“ベビーカー押し”(ただひたすら押す)ばかり。そのうち、それが面白そうに見えたのか、4才くらいの男の子にいきなりベビーカーを奪われる。自分で取り返しに行くのかなぁ…行けばいいなぁと静かに傍観していると、涙目で私のところに寄ってきて「カー…」とポツリと言って指差すだけ。も〜。意気地がない!そうしているとその子のお母さんが飛んできて男の子を止め出した。ごめんなさいねぇと謝られて少し会話をしていると、その子はまだ2歳半だという。年齢の割にデカイぞ。決してビッグサイズではないジョ・オー。学校にあがったらどうやって友達と接していくのか、いろいろ考えてしまった。
6月30日(月)寒いし、暑いし
私は朝から体がヘンな感じ。風邪っぽくてくしゃみばっかり。一晩中のエアコンはやっぱり体によくないよねぇ。今日のジョ・オーは一日中、「ママ〜、ママ〜、ウォーター、ウォーター」ばっかり言いながら私の後をつけ回していた。
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。


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