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カオルさん

カオルさん(31歳)
ニューヨーク在住。現在は在宅で翻訳とライターの仕事をしており、育児との両立で大忙し。夫のJoさんはアメリカ人で、仕事・家事・育児を全面的にサポートしてくれます。2001年11月15日にうまれたジョ・オーくんは只今やんちゃ盛り。既に日本語と英語を話すバイリンガルで、クルマと納豆が大好きな男の子です。



夕食を待つ間に眠ってしまった…
夕食を待つ間に眠ってしまった…

プーさんカラオケ、消防車に乗せました
プーさんカラオケ、消防車に乗せました

★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!

12月14日(日)I don’t know!
今日はまた雪。やることはいっぱいあるのだけど、なんだかねー。ジョーが仕事に行ってしまったので、ジョ・オーとベッドでゴロゴロするうちに昼寝してしまった。帰宅したジョーが、「ねぇ、またジョ・オーが可愛くなってるよ」と言う。この人はこれを毎日言う。もう、親バカもいいところ!そして、ジョ・オーに「なんで君はそんなに可愛いの?」と訊くのだ。だから、私はジョ・オーに教えてこう言わせる。「アーイ ドーン ノー(わかんなーい)」。近頃、すっかりうまく言えるようになった。
12月13日(土)子連れショッピングで考える
急に思い立って午後から車でニュージャージー州のIKEAへ。特に欲しいものがあるわけではなかったのだが、ここに来るとその安さとポップなデザインで結局あんまり要らない物まで大量に買ってしまう。ジョ・オーはキッズコーナーのおままごとセットに夢中。「シュー、シュー」と言いながら鍋をかき混ぜて味をみてから、フタをしオーブンのなかへ入れたり出したり。そのやり方がまたものすごく丁寧(父譲り、とみた)で、顔つきもすごく真剣。他の客も立ち止まってその様子を見ては笑っていた。結局、お鍋のセットとフォークやナイフのセットを買う羽目に。かと思えば、また木製の車にも夢中になって、それも買う羽目になった…。帰りに閉店間際のミツワへ寄る。車中ですっかり眠ってしまったジョ・オーをコートを敷いたショッピングカートの中に入れたら、フギャーッと泣き出した。「だから、車の中に置いてくればよかったのに」と私は冗談で言う。当たり前のことだが、私とジョーは、「車でも家でも、どんなにジョ・オーがよく眠っていても1分たりともひとりで置いていかない」としっかり確認してあるのだ。アメリカではこれは犯罪・虐待になる。だが、実際は結構な数の親たちが車中や家に子供をひとりにしており、不幸にも事故に至ることが多々あるのはご存知の通り。よく眠っているし、5分くらい…と思う気持ちは私もよく分かる。けれど、5分の楽チンで一生の後悔は決してしたくないものだ。
12月12日(金)使えるヤツ
なんだか一日中すごく眠かった。ソファに横たわってジョ・オーに、「ブランケット、ママに持ってきてくれる?」と言うと、タタタッとベッドルームへ行き自分の毛布と布団を引きずって持ってきてくれた。ううっ、これではデカイママには小さすぎる…けど、持ってきてくれてありがとう。ジョ・オーは食事の後、自分の食器や調味料なんかをキッチン(の側のゲート)まで持ってきてくれる。洗濯物を干すのも手伝ってくれる。ゴミもゴミ箱に捨ててくれるし、テーブルも拭いてくれる。将来はなかなか使えるオトコになりそうだ。
12月11日(木)ベビー順調
ドクターのところでチェックアップの日。前回よりかなり体重が増えていて驚き!とはいえ、前回って2ヶ月も前のことだ。ナースもまったく問題ないと言ってくれたし、ま、いっか…。ベビーは順調に発育していて、すべて順調。来週にはもう一回後期のグルコーステストを受けるように、とのこと。それにしても、このお腹の大きくなったことといったら!私のワードローブには細身のタイトな服が多いのだが、タイトな冬のロングコートはお腹の辺りのボタンがきつくなってきた。だが、まだ自分で靴は履けるし、ペディキュアも塗れる。ジョ・オーの時は、臨月にはジョーにブーツを履かせてもらっていたもんな。このお腹、まだまだ大きくなるってことかー。
12月10日(水)ニモを観て
先週買った「ファインディング・ニモ」のDVDを夕食後に3人で観た。アメリカではかなり前に公開された映画だが、感想はひとこと、スゴカッタ。ともちゃんが「大人でも楽しめるよ。感動するよ」と言っていたが、その通り。まずCGがすごい。ちょっと信じられないくらい、ディテールがよく出来ている。そして、ストーリー。単純といえば単純なんだけど、子を守りたいと思う親の気持ち、ひとりだちしようとする子の気持ちが、シンプルに描かれているだけに余計に胸を打つ、というか。観終わって、思わず何人かの友達にオススメメールをしてしまいました。それにしても、こういう映画をつくるクリエーターたちやジョシュ・グローバンのような歌手。持って生まれた才能と感性でもって人生を勝負できる人達というのはいいなぁ、素晴らしいなぁと思ってしまう。ジョ・オーには将来、何でも好きなことをやって欲しいと思うけれど、心から楽しめる一生の仕事(または楽しみ)を見つけて欲しいものだ、と母は心から願うのであった。
12月9日(火)ダンボール3箱分の愛情、なのだ
朝、日本の母からクリスマスプレゼントの小包みが届く。なんと、大きなダンボール3箱分!ジョ・オーと私とジョーへのプレゼント、そして来年うまれるベビちゃん用の肌着やパジャマ、靴下などが中から出てくる出てくる…。ウレシ〜。箱のひとつは妹からのジョ・オーへのバースデープレゼントであった(いつの話だ?)。くまのプーさんのカラオケで、童謡が50曲も入っている。ジョ・オーが歌ってくれとせがむので(彼は私が歌を歌うとすごく喜ぶのだ)1曲目から歌い出したら止まらなくなって、最後までほとんどの曲を歌ってしまった。さすがに喉が枯れたわ…。大げさな言い方かも知れないけど、毎度母からの小包みは丸ごと100%愛情のかたまり、という気がする。どれも、「カオルちゃんが好きかしら…」とよく考えて選んでくれているのが分かるし、クリスマスやバースデーの前にちゃんと届くように送ってくれる。自分が親になってしみじみ思うのだけれど、子供にとってなにが一番かって、やっぱりこの「私は親に愛されているんだなぁ」という実感だと思う。それだけで子供は人生のどんなことだって乗り越えられるし、何だって出来るんじゃないかなー。とにかく、心から嬉しいプレゼントでありました。
12月8日(月)台所掃除
仕事の後、買ったばかりのジョシュ・グローバンのCD(スンバラシイ!)を聴きながらキッチンの大掃除をする。二人目が産まれたら当分出来ないぞ、と思うと気合が入る。冷蔵庫には腐っているものこそなかったけれど、捨てるべきものがあるわ、あるわ…。ジョ・オーの吸い口付きのカップやらコップもいつの間にこんなに買ったんだ?という位たくさんあって、一つ一つお湯でよく洗って乾かした。哺乳ビンと搾乳器の消毒は来年にしようっと。今日はぐったり疲れた。
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。


編集部よりコメント
今週のカオルさんへ
2ヵ月ぶりの健診・・・ということでちょっとビックリしてしまいましたが・・・ベビーちゃんが、順調に育っているとのこと、一安心ですね。「5分の楽チンで一生の後悔」は本当に怖いもの。法的な規制のない日本では結構ありがちなことなので、これから問題になるかもしれないですね。
(So Da Tsu com編集部)
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