カオルさん(31歳)
ニューヨーク在住。現在は在宅で翻訳とライターの仕事をしており、育児との両立で大忙し。夫のJoさんはアメリカ人で、仕事・家事・育児を全面的にサポートしてくれます。2001年11月15日にうまれたジョ・オーくんは只今やんちゃ盛り。既に日本語と英語を話すバイリンガルで、クルマと納豆が大好きな男の子です。
生後5日目
かまいたくって仕方ないの
|
★日記は、毎週月曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| 2月21日（土）男親の実態 |
昨日の夜はほとんど眠れず。おっぱいやおむつ替えの他に、ジョーが買ってきたおしゃぶりが口から落ちる度に一冴が「ふぇぇ…」と言うので、それを口に入れてやっては寝に戻り、また落ちて起こされて…の繰り返し。夜中におしゃぶりはもうやめようと決めた。ジョ・オーが起きてから、子供ふたりの世話をすべてジョーに任せて私はお昼寝（朝寝）。朝食を張りきって作ったらしいが、ジョ・オーがほんの少ししか食べないといってジョーはがっかり＆イライラ。ジョ・オーはいつもそうなんだよ、と言ってから、「あー、ジョーってそういうことも知らないんだなぁ」と思った。ジョ・オーが起きる頃にはいつもジョーは家を出た後だから、ジョ・オーが朝何をどれだけ食べてるかなんて知らないわけだ。しかも、ジョ・オーは朝はシンプルなメニューがお好みだったりする。気張って“調理”をしちゃあいけないのだ。ちなみに、ジョーはジョ・オーの服がどの引き出しに入っているかも定かでない。「これから徐々に学んでいく」そうである。
|
| 2月20日（金）赤ちゃんは赤い？ |
日々、一冴の顔が変わってきて面白い。うまれた直後から、「お母さんにソックリ」と言われている彼なのだが、私は初めて腕に抱いたときから、うまれた時のジョ・オーにソックリと思っている。目も鼻も口も。ひとつはっきり違うのは、頭のかたち。私に似て、頭の幅が広いジョ・オーに対し、一冴の頭は幅が狭く後頭部もラウンドで完璧なかたちなのだ。それでもジョーは、その顔の造作も表情も私によく似てるということで、「またカオルのお母さんが狂っちゃうね」と言っている。ところで、ジョーがずっと気にしているのが、一冴の顔が赤いこと。日本語では「赤ちゃん」というくらいで、ベビーは赤いのが当然と思うのだけど。小児科医のDr.ジャバーに電話で問い合わせてみると、「黄色や青白いのは問題だけど、赤い（ピンク）のは問題ない」とのこと。ほらね。
|
| ２月１９日（木）泣けた和菓子 |
泣きながら眠ってしまった昨日、一冴には夜中に4回起こされた。おっぱいを小分けにしか飲めないせいか、何度も起きちゃう。その間にジョ・オーがむっくり起きて、「アイ ウォント ウォーター」。水を飲ませてから、また私の横にぴったり張りついて眠る。昼、日本のゆき子から小包みが届いた。ジョ・オーと一冴のお揃いの服に、和菓子や白玉やパック入りのおしるこ等。それはひいては一冴のおっぱいのためなのだけど、皆がベビー一辺倒になりがちな所へ私のことも気に掛けてくれ、好きなものをちゃんと選んで入れてくれたその気持ちがすごく嬉しくて、まだ少しブルーな私は泣けてしまった。しかも丁度、和モノのお菓子が食べたかったんだよね…。もうこのゆき子からの小包みだけで、すっかり元気になってしまった。
|
| 2月18日（水）ブルーやってくる |
これもマタニティ・ブルーの一種なのか、夜、いろいろなことを考えながら妙に涙が出てきて困ってしまった。私はどうもホルモンの影響をダイレクトに受けやすいらしい。人の言動に対してセンシティブになっているというか、誰もが無神経に思えてきて、物事をすべて悪い方へとってしまいたくなるような感じ。誰も自分のことなど気に掛けてくれていない、なんて、もちろんそれが真実でないことは頭の隅でわかっているんだけれど、思ってしまうのだ。日本の母に会いたいなぁ、日本に帰りたいなぁ、と思ってしまう、2人の母親になってもまだまだコドモな私なのであった。
|
| 2月17日(火) 昼も夜も |
昨日の夜中から、一冴が大分じょうずにおっぱいを吸えるようになってきた。ただ、私の胸はぱんぱんに張っているものの、スムーズに出口から出ていないような感じがする。何はともあれ、“おっぱいは忍耐づよく”である。それにしても、一冴は只今昼夜逆転中。夜中、黒目ばかりの目をキョロキョロさせて起きているので、私も付き合わざるえない。で、私も合わせて昼夜逆転にしようかと思ったけれど、昼間はジョ・オーがアクティブだからそれも無理だし。しばらくは私が頑張るしかないですね…。午後、ジョーが仕事の合間に寄ってくれ、ジョ・オーの食事の用意をしてお気に入りのDVDをつけていってくれた。その間、私は少しだけ仮眠する。ところで、昼間はリビングのバシネットに一冴を寝かせているのだが、一冴がふぇぇ〜と言う度にジョ・オーがダーッと走っていってバシネットを覗きこむのでドキドキしてしまう。で、一冴の顔を撫でてみたり、おしゃぶりや哺乳瓶をとってみたり。しまいには、抱っこしようとまでする。一気にベビー好きになってくれたのは嬉しいけどね…。そもそもソファからアクセスできる位置にあるのがいけない。明日、バシネットの場所を変えなければ。
|
| 2月16日（月）回復順調、しかし… |
昨日は寝るときになって、私の隣に寝たいと言ってジョ・オーが号泣。ジョーが大きな声で叱るので、可哀想になって私は右腕にジョ・オーを乗せ、左手で一冴の背中をぽんぽんしながら寝た。そうしながら、2人の子供の母親になったんだなぁ…なんて思う。うまく言い表せないけれど、私はもう「ぜったい的に母親なんだ」という感じ。朝、熱も下がって少し楽になったので、洗濯など家事を張りきって片付ける。何と言っても今回は、会陰部の裂傷も縫合もなかったのが大きい。前回はこれがかなり長い間痛くて辛かったんだ…。が、張りきって動き出したら、午後になっていきなりぐら〜んとめまい。みんなが言ってくれる「よく体を休めてね」に空返事をしていた私だが、やっぱり産後に無理は禁物なんですね。さて、今回は1週間休みを取る！と豪語していたジョーだが、仕事がものすごく忙しいらしく、やはり早朝から出かけて行った。正午には戻ってくるといいながら、帰ってきたのは午後4時。まぁ、一冴は昼間眠ってばかりだし、今のところは私ひとりで大丈夫なのだけど。夜、ジョーが一冴のおむつ替えに挑戦。前回もやっていたはずなのに、恐る恐るで悪戦苦闘。へその緒と割礼をした部分のケアがあるから、焦ってしまうらしい。まぁ、少しずつ慣れてくれ。
|
|
★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
編集部よりコメント
今週のカオルさんへ
4人家族のペースを作りつつあるカオルさんご一家。一冴くんが来なければジョーさんはジョ・オーくんの朝ご飯の好みを知らなかったわけですね。母乳が詰まったような気がするときには、和食がいいようですよ。
(So Da Tsu com編集部)
|
|
