匠さん(30歳)
つい最近実の姉が男の子を産んだばかりですが、続いてうちも男の子ができました。
現時点ですでに出産について、いろいろな文化の違いが分かり始めました。外国での出産、子育てとはいったいどんな未知の体験が待っているのか、皆さんに紹介しながら自分も勉強していくつもりです。
アンシーの町です
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★日記は、毎週水曜日に更新されます。どうぞお楽しみに！
| ８月14日（日）雨の中の散歩 |
車で１時間半のアンシーという町に出発。大きな湖があり、街中を川が流れているとても美しい町です。町を散策していると、雨が降り出して、勢いを増すばかり。一本だけの傘を僕たち２人に使うように言って、パパとママは雨に濡れながらの散歩。傘嫌いなフランス人とはいえ、前を歩く２人の姿に感動！ このバカンスで以前以上に距離が縮まった僕と義父母。あと、十数年して、僕も義父としてルノ君のお嫁さんに“こうありたい”と思わされた日でした。
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| ８月13日（土）フランスでの優越感 |
高原の涼しい朝。目の前はのんびりとした牛がいる牧場。まだ新鮮な木の匂いがするログハウスでの目覚めは、バカンスならではのもの。昼は馬がのんびりしているのを眺めながら、レストランのテラスで食事。午後は、パパとママとエレーヌとで街中を散歩。観光客を乗せた馬車に気をつけながらのウィンドウショッピングを楽しみました。日本にいる皆さんのことがしばしば羨ましくなる僕ですが、これだけはここでしかできません！！ こんなバカンスを、もうすぐルノ君と過ごせると思うと、本当に僕は幸せです！
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| ８月12日（金）スピード狂の義父 |
モンブランに近い町、ムジェーブに向けて朝8:10に出発！ 日本人には聞き慣れた町シャモニーから車で30分ぐらいのところにある町で、スイスの国境にも近く、アラスからは８時間ほどかかります。車好きなパパが130km/hで山道をレーサー気分で走っていくと、必然的に後部座席の僕とエレーヌは気分が悪くなってきて途中で休憩。僕たち２人はお腹のルノ君のことが心配なのをよそに、別荘に近づくにつれて、パパのアクセルとギアさばきは、ますます激しくなっていったのでした。
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| ８月11日（木）義父と婿 |
毎週木曜はパパのジムの日。家から５分ぐらいのスタジアムで友人と運動するということ。「一緒に来るか？」という誘いに、もちろん返事は「Oui!!」。着いてみると、ラグビー、サッカー、テニス場に加え、道場まで完備。バカンス中ということもあり、パパ達は６人でバレーを、僕は道場貸し切りで空手の練習。時々相手チームをひやかすパパの声が聞こえ、９時半頃に汗びっしょりのパパ達が道場でシャンパンを飲んで終了。何のために汗をかいたのか疑問…。
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| ８月10日（水） |
昼過ぎにTGVでエレーヌの実家アラスに。金曜日にパパとママと４人で、サヴォア地方にある別荘に向かうために、前もってアラスに行ってゆっくりしようということになっていたのです。夕方は、仕事から帰ってきたパパお手製のバーベキュー。テラスのテーブルでみんなでのんびりしながら、夕食を楽しみました。後２ヵ月もするとエレーヌも出産のために実家に戻ることになります。でもパリと違ってこういうのんびりした街なら安心できます。
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| ８月９日（火）父親のカンロク？ |
旅行に出る前にスッキリしておきたいと思って、映画の後で散髪に行く。いつもサロンの椅子に座った瞬間に気持ちよくなって眠ってしまい、目覚めると切りすぎているということが多いので、今日は眠気に負けず、じっと鏡の中の自分に見入っていると、白髪の多さにビックリ！ 特に頭の中心側に多くまとまっていて、ひょっとして妊娠からくる毎日の緊張感と責任感から一気に増殖したのかも？
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| ８月８日（月）SOSの電話 |
月曜はいつも通りに起きて映画館に。終わり次第エレーヌに電話すると、まだ家を出たばかりだったので、本屋で時間をつぶしていました。するとエレーヌから電話があって、突然吐き気を感じて動けない！ 本屋を飛び出して、さあエレーヌを探さなければとうろうろしている時にまた電話。「落ち着いてきたので大丈夫」ということで、一安心。何が原因だったかは本人にも謎だったけれど、妊娠中の今、何かあるたびに本当にヒヤヒヤします。
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★ここにはサポーターのアドバイスが入ります。
編集部よりコメント
今週の匠さんへ
本当に「バカンス」という言葉通りの休暇は日本人にとっては憧れです。そんなお休みの旅行でお義父さまに自分の将来を重ねて見る匠さん。白髪も出てきてすっかり父親の顔（？）でしょうか。家族のゆっくりした時間を楽しんでくださいね。
(So Da Tsu com 編集部）
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