匠さん(30歳)
つい最近実の姉が男の子を産んだばかりですが、続いてうちも男の子ができました。
現時点ですでに出産について、いろいろな文化の違いが分かり始めました。外国での出産、子育てとはいったいどんな未知の体験が待っているのか、皆さんに紹介しながら自分も勉強していくつもりです。
慣れたモンですよ
初の家族写真
変わってきました!
退院します
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★日記は、毎週水曜日に更新されます。どうぞお楽しみに!
11月13日(日)パパ.ゴーイング.マイ.ウェイ |
実家の倉庫にはエレーヌたちが使っていた全く同じ形のベビーベッドが二台ある。そもそもそれが悲劇の始まりだった。パパは早々に組み立て始める。何でも早め早めが心情。しかし、おそらく二台分のパーツを混ぜてしまったのだろう、なかなかかみ合わない。それでも金槌とぶっとい腕で無理やり組み立ててしまった。もう一台はパリ用。これを組み立てるのは僕です。
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11月12日(土)胎内の思い出 |
土曜の夜はピザの日と決まっている。寒い中エルネストを連れ出すのは気が引けたが、フランスでは結構生まれたての赤ちゃんを連れた人を見かける。寒くないようにとたくさん着込ませ、レストランに入る前に車内にてお乳を与える。結果、二時間弱の食事中、いつも通りすやすやと気持ちよさそうに寝ていた。静かなところより、にぎやかな所でぐっすり眠れるのは胎内にいた時を思い出すから?
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11月11日(金)目 |
昨晩実家について早速エルネストの成長振りを確認したが、今朝起きて自然光の下で見るとまたいろいろな発見があった。特に目の色。顔全体のむくみの取れてかなり目の周りがすっきりしたのもあって、目の色がはっきりと確認できる。とても濃いブルー。吸い込まれそうになるほど奥が深く感じる。これから黒っぽくなるのか?茶色っぽくなるのか?それともこのままか?毎日が発見に満ちている。
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11月10日(木)再び会う(再会) |
入院してからちょうど一週間になる本日退院。一人部屋とはいえ、こもった空間にいるのはさぞつらかったと思う。10時過ぎにママが迎えに来て、荷物をまとめて、エルネストにとっては初めての外の世界。明日を休日に控えた今夜、今僕はアラス行きの電車の中で、一時間という普段ならどうってことない時間を、ただ「長い!」と感じつつこの日記を書く。
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11月9日(水)いつか来る日に備え! |
明日アラスに出発するが、来週のことを考えて、スーパーに買出しに行く。これで月曜日に続いて二回目だが、なんとなく独身時代を思い出しながら何を買おうというでもなくぶらぶらと店内を歩く。新米パパとママだろう。粉ミルクのコーナーで世話好きそうなおばさんのアドヴァイスを熱心に聞いている。確かに粉ミルクひとつとってもいろいろな種類がある。なんでも勉強だ!
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11月8日(火)懐かしいアイテム |
先週末はいろいろと忙しくて、詳しい話ができなかったので、改めて両親に電話をする。電話口からでも二人の喜びがひしひしと伝わってくる。二人目の孫とはいえ、「澤田」の名前を継いでいくエルネストの誕生はまた違ったものだったと思う。「もし思い出したら」と、一応断っておいてドーナツ型の熊の枕を送ってほしいと頼む。いつか子どもが生まれたら買おうと思っていたアイテムのひとつだ。
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11月7日(月)日本語名? |
朝6時に起きてパリに帰る電車に乗る。後ろ髪惹かれる想いとはこの事をいうのだろう。ところで大きな問題がひとつ。フランスでは出産してから3日間が出生届の期限。のんきなものだけれど、病院でそれを知った僕たちは大慌てで日本名を考える。辞書もないし、あせって決めてもよいことはないと思いつつ、役所が閉まる5時まで粘るも、フランス名「エルネスト」だけでの申請をする。
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