母乳育児中の赤ちゃんの腸内細菌は、99%がビフィズス菌で1%が大腸菌です。
ところが離乳食を始めた途端、90%が大腸菌で10%がビフィズス菌という構成に変わります。
大人の腸に大腸菌がいてもまず問題ありませんが、赤ちゃんの腸は大腸菌などの悪玉菌も吸収してしまうのです。
白血球に乗って血中に取り込まれた悪玉菌がばらまかれると、体のいたるところにうじがわくように細胞内感染が起きてしまいます。
皮膚に起きたのが、いわゆるアトピー性皮膚炎です。
(これは本当の意味でのアレルギーではないのです。)
このアトピー皮膚のような炎症が気管支で起きると咳が出て、風邪、ぜん息、肺炎になります。
脳にアトピーが起きたのが脳症、他動やてんかん、自閉症に、耳で起きると中耳炎に、心臓に巣食えば心筋症に……といったように、さまざまな病気になります。
みな母乳以外のものを与えたために起きた、腸内細菌の悪玉菌化によるものです。
昔はこれを“自家中毒”といっていたのですが、今はほとんど言われなくなってしまいました。でも、今、日本中が困っている子どもたちの病気は、実はこの自家中毒が慢性化した症状のことなのです。
赤ちゃんの未熟な腸が、大人の腸と同じようになるのは、5歳です。それでまでは、簡単に腸内細菌がパイエル板から血液に吸収されて病気になります。パイエル板というのは、腸の粘膜にある、免疫をつかさどっている器官です。
つい50年ほど前まで、日本では2歳くらいまで母乳だけで育てていました。
ところが戦後になって、アメリカ発祥の『スポック博士の育児書』が導入され、1980年(昭和55年)当時の厚生労働省が生後4ヵ月くらいから離乳食を開始するように推奨し始めた。
子どもたちがアレルギーを発症するようになったのは、まさにこの時期からなのです。 |