SoDaTsu日記

育児日記

まるこっこさん/すぎ丸くん 1歳9ヶ月

6月6日(月) アメリカの保湿剤Cetaphil

すごい保湿力!

すごい保湿力!

0歳のとき湿疹がひどく、ずっとステロイドユーザーだったすぎ丸。こちらにきてからは気候が肌に合うのかすっかり落ち着いていたのだが……春先からまた急激に悪化してしまった。おむつが擦れる内腿が真っ赤で、首、膝裏、肘裏もカサカサ湿疹……ああ、もうこれ完全にアトピー体質だわ! 帰国時に日本の小児科で処方してもらったステロイドを塗ってみるも、やめるとすぐにぶり返した。
そこでアメリカでアトピー肌の保湿剤として定番のCetaphilを試してみたところ、これがすごい効果を発揮!1日2~3回塗り続けて1週間、かなり湿疹が改善され痒がらなくなってきた。うちはローションを購入したのだけど、クリームはもっとすごいらしいので試してみようかな。Cetaphilは日本でも販売されている。定価は高いけどCostcoではもっと安く購入可!

6月7日(火) プレイグループ

セントラルパークの親子プレイグループに参加。みんなで輪になって手遊びや体操をする時間、すぎ丸はいつもフラフラと一人で遠くに行ってしまう。年齢的に仕方がないのかなあ?少しずつ、集団行動にも慣れてくれればいいなあ。
お弁当の時間では、私の水筒の栓を開け、麦茶をコップに注ぎ、ゴクゴク飲んで「んあ゛ぁ~」とビール飲んだおじさんみたいな声を出す、という一連の動作を繰り返していた。そんな声を出す人はうちにいないんだけど、どこで覚えたの!? 
ビショビショこぼすし、私の麦茶は一滴残らず無くなったし(涙)...でも本人は思うようにやりきって、たまらなく満足気な顔をしていた。

6月8日(水) NYは公園三昧

観光用の馬車に夢中

観光用の馬車に夢中

今日は2人でセントラルパークへ行き、子供用のプレイグラウンドで遊んだり、馬を見たりした。
ニューヨークは公園がとても充実していて、我が家から徒歩15分圏内になんと7箇所もの子供用プレイグラウンドがある。柵で囲われて出入り口にはドアが設置されているので、子と保護者以外は入ってこないし、犬猫の糞もない。遊具もきちんと手入れが行き届き、市が威信と予算をかけて子供のために公園を整備しているのをヒシヒシと感じる。
一方、日本の児童館や子育て支援センターみたいな、公立の室内の遊び場は皆無。だから、雨や雪の日は行くあてがないし、子どもが歩けない月齢のときも難儀した。日本の室内施設とニューヨークの公園を足して2で割ったら最高なのに!

6月9日(木) イヤイヤ期なのか?

今朝は着替えるのを嫌がり、いつまでも逃げ続けていた。「あのねー、お着替しないと、公園に行けないの!わかる?」。すると、あっけらかんとした顔で「わからない!」と言い放った。
えっ、あ、えーっと…その返答は予想外。仕方がないので「じゃあ、もうママはソファでゴロゴロするよ…」と寝っ転がっていたら、慌てて着替えを持ってきたけれど。「わからない」の他に、「知らない」「ちがう」「もうダメ~」も最近よく言うようになった。
イヤイヤ期って文字通り「いやいやいや~!!」とか言うのだと思い込んでいたので、こうきっぱり断言されてしまうとなんかもう脱力。

6月10日(金) 助け合い

地下鉄に乗っていたら、閉まりかけたドアに向かって、身なりのきれいな男性が猛ダッシュしてきた。「えっ、駆け込むの?」とちょっと迷惑に思った私。すると、私の隣に立っていた若い男の子がさっと手を出し、ドアが閉まらないように抑えてあげた。駆け込んだ男性は「助かったよ」とでも言うように、男の子の肩を軽くポンポンと叩いた。
そして今度は、杖をつきながらヨタヨタ歩いていた身なりの貧しい老人のためにドアを抑え、空いている席まで腕を支えてエスコートをした。日本だったら流れたであろう「駆け込み乗車は危ないのでおやめください!」的な車内アナウンスもなかった。
この優しさの連携プレーを見て、ちょっとでも「迷惑な奴」と思ってしまった自分を恥じた。数秒遅れるくらい大した迷惑でもないのに…器が小さいなあ私。NYの地下鉄でベビーカーを押していると、乗るときに「手伝おうか?」と声をかけてくれたり、子どもが愚図るとあやしてくれたり、みんなとても優しい。
その優しさはママ&子どもだけに向けられているのではなく、みんなが周りの人に目を配り、手を差し伸べているんだなあ。

6月11日(土) 進化の途上

ベビーカーでジョギングするママ

ベビーカーでジョギングするママ

すぎ丸を夫に預けて、英会話レッスンへ。カナダ人男性の先生と日本の置き去り事件について話し、カナダでの「しつけ」について聞いてみた。
「Time out」という方法は、アメリカでもカナダでも広く取り入れられているのだそう。これは何か悪いことをしたときに、部屋の隅などで壁に向かって何分か立たせて反省を促す、というもの。まあ、うちの子は年齢的にも性格的にも「そこで立ってなさい」と言われて大人しく立っていられる子ではないので、難しいけれど…もう少し大きくなったら試してみてもいいかも。
先生は「ぼくが小さい頃は、手をあげられることはしょっちゅうあったよ。でも今はそういうのはレアだよね」と。私自身もそう。当時はそう珍しいことではなかったと思うし、長い歴史の中では親が子を支配するのが一般的だったんじゃないかな。でも時代が変わり、常識も変わりつつある。
大げさにいうと、今、人類は「力で支配しない」という新しい段階へと進化を遂げつつあるのかも!?と思えてきた。そういう風に育てられた次の世代は、この世界を今よりいい方向に導いてくれるかな?

6月12日(日) 「のれんに腕押し」でもいい?

まだまだ「しつけ問題」について考えてつづけているわけですが。前回の日記で触れた『こどもを信じること』に目からウロコの一節があった。それは「今すぐその場で、できるようにさせようとしなくていい」ということ。私は何か子どもに言い聞かせるときに、すぐその場で従ってほしいと思う。でも、すぎ丸は聞かないので、いつもすごくイライラしてしまう。「長い目で見て、できるようになればいい」という考え方には、少し気持ちが楽になった。
そういえば、こんなことがあった。すぎ丸は嫌いな食べ物を床に投げつける癖があり、私は都度「床になげちゃダメだよ。食べたくないものはこっちのお皿に入れてね」と言う。でも、すぎ丸は無視して、私の目を見ながら投げ続ける。私もだんだん声が荒くなっていき、「やめてって言ってるでしょ!どうして投げるの」と手を押さえつけたり、お皿を手の届かないところに移動させたり。すぎ丸は怒ってギャー!となるし、私もイライラするし、食卓の雰囲気は最悪に。
でも、ふと気がついたら、最近は投げなくなってるなあ、と。その場で何としてもやめさせなければ!とバトルを繰り広げてきたわけだけど、もしかしたら「のれんに腕押し」でただ言い続けるだけでも、結果は同じだったのかな…? 今となっては、わからない。でも次にこういうことがあったら、実験だと思って試してみようかな。

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月齢別大百科

1歳9ヶ月

まるこっこさん(31歳)

まるこっこさん高校同級生の夫と交際6年、結婚3年を経て、2014年8月に男の子を出産。愛称は「すぎ丸」。
妊娠・育児分野の編集者歴10年で、知識はたっぷり、準備もばっちり、さあドンと来い!のはずが……いざ、自分のこととなると右往左往。それでも、子育ては想像以上に面白くて、我が子は信じられないくらい愛おしい!来年からアメリカ赴任が決まり、さらなる変化の大波が押し寄せている我が家、いったいどうなっちゃうの~!?

子育て応援サポーターから

まるこっこさんへ
真顔で「わからない…」と言われたら、「そうだね、ゴメン」とあやまってしまいましょう!
きっとすぎ丸くんも思わず納得!
(So Da Tsu com編集部)

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