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365日の家族食レシピ-ウィークエンド

家族がそろう週末は、ちょっと手間かけたごちそうが食べたい! 甘いデザートもね。そこで、腕のいい料理人にお願いしました。ウイークエンドは、プロの味を家族で再現!


白身魚とホタテで作る、簡単ブイヤベース。でも、味はしっかりフレンチ。コクがあるのに、意外にさっぱりしている一品。お皿に残ったソースもごちそう。パンにつけて、きれいにいただいちゃいます。


12月の料理人 坂本守顯さん

坂本守顯さん

「奇をてらわずに、ふつうに作って、ふつうに出せば、おいしい料理ができるはず!」

さかもともりあき●19歳から、なんとなく始めた料理修行。しかし、ある一人の料理人との出会いで、本格的に料理の道へ。21歳で、なんのつてもなく単身フランスへ渡り、2つ星クラスのレストランなどで修行。帰国後はフランス料理店のシェフとして活躍。素材のおいしさを最大限に引き出す手腕は、高く評価されている。98年3月に、下町情緒が残る、東京・白金の四の橋商店街に『ラビラント』をオープン。


材料(4人分)

ホタテ貝 8個
タラなど白身魚 400g
玉ネギ 1/2個
セロリ 1本
フヌイユ(フェンネル) 1/2本(なくても可)
サフラン 少々
カイエンペッパー 適宜
バター 大さじ1
オリーブオイル 適宜
水 適量


料理ノート
素材の力 タラ

身は脂肪が少なくヘルシー。加熱するとチオプロリンというアミノ酸ができて、これが発ガン性物質の生成を抑制するともいわれて、研究が進んでいる。


●下味をつける
 セロリ、玉ネギ、フヌイユは薄切りにし、トマトペースト、オリーブオイル、カイエンペッパー、サフランをもみこむ。
 ホタテ貝、白身魚は、塩・コショウし、1の中でさらにもみこんで、しばらくおいておく。
●具を炒める、煮込む――ここがポイント!
炒めるときは強火で、強気で、ザッと炒めると味にメリハリがつく。また、魚介は煮込みすぎないで、さっぱりと仕上げる。
 フライパンまたは鍋にオリーブオイルをしき、2を強火で炒め、ひたひたになるくらいの水を入れ、煮込む。アクはとってもとらなくてもよい。
 ホタテは煮えたら早めに取り出し、魚にも火が通ったら取り出して、皿に盛る。
●仕上げる
 残った汁にバターと塩で味をつけ、ホタテと魚を盛った皿の上にまわしかける。
LABYRINTHE ラビラント
本格的なフランス料理店は、決まりごとが多く、料理も雰囲気も気取っていてどうもリラックスできない。そんなイメージを一新してくれる、街と生活に溶け込んだフレンチレストラン。食材にこだわり、野菜などは産地と情報交換しながら新鮮で安心なものを仕入れている。アラカルトはボリュウムもあり、1品1000円前後〜。コース3500円〜。ワインも充実。レストランのすぐ近くに、パティスリーもオープン。
●東京都港区白金3‐2‐7
電話03・5420・3584
営業時間12:00〜24:00  無休
ホームページアドレス http://www.labyrinthe.co.jp
★明日のデザートは、<みかんのタルトレット>です。お楽しみに――。

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