お米がデザートになるなんて、ちょっと不思議。もたっとした舌ざわりは、いわれてみればたしかにごはん。なのに違和感がありません。イチゴの酸味とマッチした、ヌーベル和菓子の出来上がり。

山本五十六さん

やまもといそろく●東京生まれ。高校卒業後、料理が好きでこの道へ。料亭やホテルを経て、『Ｔ・Ａ・Ｍ・Ａ』にいたる。料理も作るが、デザートにも興味があり、『Ｔ・Ａ・M・Ａ』では、日替わりデザートを担当。和の食材を使いながら、洋菓子のテクニックも用いる、新感覚のデザートに取り組んでいる。

炊いたお米　150g
上白糖　100g
牛乳　720g
粉ゼラチン　６g
イチゴ　200g
粉ゼラチン　 3.5g
粒あん　 50g
生クリーム　 適量

料理ノート
素材の力　米
栄養のバランスがよく、世界各地で古くから主要なエネルギー源としてきた。消化のいいでんぷん、良質の植物性たんぱく質が豊富。精白米は、玄米に比べて消化はいいが、ビタミンＢ１や脂質、ミネラル成分は少ない。