SoDaTsu日記

育児日記

まるこっこさん/すぎ丸くん 1歳11ヶ月

7月11日(月) 保守的な子どもファッション

ラルフローレンはまさかの白押し

ラルフローレンはまさかの白押し

「アメリカは自由の国」というイメージがあったけど、実際に住んでみると、自由な部分とそうではない部分がある。こと、子どもの服装に関しては意外に日本よりも保守的なので驚いた。
たとえば、男の子に明るい紫の服を着せたら、アメリカ人の義母に「まるでゲイみたいに見えるからそんな色を着せるな」と怒られたという話。女の子に濃いブルーのコートを着せていたらデパートの店員に男の子と間違われ、「女の子にそんな色着せちゃダメよ~ピンクのコートを買いなさい」と冗談混じりに言われたという友人もいる。
そして、社会的な階級によって服装の傾向がはっきり分かれているのも目に付く。アッパー層の子どもたちは、大人の服をそのまま小さくしたようなコンサバな服を着る。キャラクターものや派手な色使いの服を着ているのは貧困層や移民系の子が多い。日本の子ども服のほうがよっぽど自由で個性的でデザイン豊富だと思うな~。

7月12日(火) 奔放な大人ファッション

本気スポーツウェアの人がいっぱい

本気スポーツウェアの人がいっぱい

保守的な子どもファッションの一方で、大人の女性の服装は一目を気にせず非常に自由。たとえば、日本では私のような太め女性はあまり体のラインが出ないような服装を選びがちだけど、こっちではボン!ボン!ボーン!というすごい体型の人たちも平気でヘソを出し、尻のラインを晒し、太ももを露出させる。そして、8割方がすごく適当な服を着ていて、折しもスポーツテイストが流行りなこともあり、ランニングウェアやヨガウェアのまま街をウロウロしている人も多い。おしゃれなニューヨーカー? そんなのごくごく一部!
とにかく日本人と比べると人目を全然気にしてない。もともと服装にこだわりのない私のような人間は、どこまでも落ちていける国…それがアメリカ!

7月13日(水) 健康の秘訣

友人が体調を崩しているので、夕飯のおかずを差し入れた。困ったときはお互い様! 駐在員家庭は身寄りのいない者同士、助け合いの精神が根付いている。しかし幸運なことに私はこちらに来てから一度も本格的な風邪をひいていないので、誰かのお世話になった経験はまだないのだけど。
健康の秘訣をよく聞かれるのだが、それはよく寝て、よく食べること!でもあまり人におすすめできない。だって、そのせいで私の体重はうなぎ登り。授乳痩せと海外引越しによって過去最低体重を叩き出したのは産後1年2ヶ月のこと。それから1年もたたずして、プラス10kgという大記録を達成し、ついにカンクンでパンツのお尻が裂けた!体重ばかりアメリカナイズされてゆくー(涙)。

7月14日(木) 美味しいドーナッツ

今日もすぎ丸は朝から晩までしゃべり通して、黙っていることがない。おしゃべりだなあ。語形変化のバリエーションも豊富になってきて、「遊ぼう」「遊ばない」「遊ぼうか!」「遊ぶよー!」「遊ぼう?」「遊ぶねん(なぜか関西弁)」等々使い分けている。すごいなあ、いつの間に習得したんだろう。
まだ実物を見たことはないのに、テレビや絵本や「アンパンマンのおしゃべり図鑑」などで勝手に覚えてしまった単語もたくさんある。たとえばドーナッツ。丸くて穴があいている食べ物はドーナッツだと学んだようで、この前ベーグルを出したら「ドーナッツ!!ドーナッッッツ!!」と大喜びで食べてた。
可哀想に、本物のドーナッツの美味しさはまだ知らないすぎ丸くん。当面の間は、ベーグルにドーナッツでいてもらおうか。

7月15日(金) また会う日まで

一緒にプラレールで遊ぶ

一緒にプラレールで遊ぶ

また一人、仲良くしてもらっていた友人が日本に本帰国することに。せっかく子ども同士が一緒に遊べるようになってきたのにな…。今日は我が家で最後のプレイデートをした。別れ際、すぎ丸は「ばいばい、またねー!」と言った。切ない。日本では東京から遠く離れた地域で暮らすそうなので、私が帰国してからも会うのはそう容易ではない。またどこかで会えるといいな。
線と線がNYで交差して、またそれぞれ別の方向に進んで行く−−そんな出会いと別れが常の駐在員生活です。

7月16日(土) 英会話

今日も夫に留守を頼み、一人ランチ&英会話に行ってきた。英会話、全然上達しなくて嫌になってしまう…。かなりリーズナブルなスクールで、私の貴重な息抜きにもなっているとはいえ、その分のお金をすぎ丸にかけてあげたほうがいいんじゃないかと思う。夫にも申し訳ない…。
でも、この前みたいに救急病院を受診したり、家に修理の人を呼んだりと、突発的に英語が必要になることも結構あるので、少しでもレッスンを続けたほうが安心なんだよなあ、とも思ったり…。そして、大人になってからはこんなに苦労するのだから、やはり子どものうちに英語を身につけられるような環境を用意してあげたほうがいいのかしら、なんて思ったり…。頭のなかはぐるぐる~。

7月17日(日) ブロンクス動物園

シカの展示、まるで自然界!

シカの展示、まるで自然界!

ニューヨークで一番大きな動物園、Bronx Zooに行ってきた。色々な動物を見て回りながら考えていた。何なのだろう、この感じ。まるで森の中を歩いているような気持ちのよさ、自然界で生きている動物を覗いているようなこの感覚。
ああ、そうか、動物が飼育されているエリアがコンクリートで覆われていないんだ! 植物の生垣や盛り土、木製の柵などが多用されていて、鉄製の柵は目立たない形で使われている。それぞれの動物が飼育されているエリアはとても広大で、生育環境が忠実に再現されており、本物の森や湿地にいるみたい。その分、動物たちが遠くにいるので、幼い子どもには見にくいのだけど。
それでも、すぎ丸は楽しそうに歩き回り、「次はトラさん見るよ」というと「トラ、トラ、ガオ~!」と大盛り上がり。今まで動物園に来たなかで一番ゆっくり満喫できて大満足!

お知らせ:すぎ丸が2歳になるのを機に、この日記を卒業します。残り1ヶ月、どうぞよろしくお願いいたします!

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月齢別大百科

1歳11ヶ月

まるこっこさん(31歳)

まるこっこさん高校同級生の夫と交際6年、結婚3年を経て、2014年8月に男の子を出産。愛称は「すぎ丸」。
妊娠・育児分野の編集者歴10年で、知識はたっぷり、準備もばっちり、さあドンと来い!のはずが……いざ、自分のこととなると右往左往。それでも、子育ては想像以上に面白くて、我が子は信じられないくらい愛おしい!来年からアメリカ赴任が決まり、さらなる変化の大波が押し寄せている我が家、いったいどうなっちゃうの~!?

子育て応援サポーターから

まるこっこさんへ
大事なことは、言葉がなくても伝わるかもしれません。でも、言葉があってこそ「人間」。
すぎ丸くんに、「遊ぼう?」って言われたら嬉しいですもんね♪♪
(So Da Tsu com編集部)

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