妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

歯が生え揃ってきます

2歳ごろになると、一番後ろの奥歯4本以外はほとんど生えそろうようになります。このころまでに生える歯は前歯4本、その左右に糸切り歯が1本ずつ、さらにその隣に手前の奥歯が左右それぞれ1本ずつで、上下8本ずつ計16本の歯が生えているでしょう。

これだけ歯が生えると、歯ブラシを習慣にして虫歯予防のケアが大切になります。自治体によっては1歳6ヶ月健診か、2歳健診の時にフッ素の塗布を勧める場合もあります。フッ素は確かに虫歯予防に効果的ですが、フッ素を塗ったから大丈夫と歯みがきをおろそかにしていると虫歯になりますから注意を。

また、食事やおやつの与え方も大切です。とくにおやつは、時間を決めてきちんと食卓に座って食べる習慣をつけましょう。手作りおやつが理想的といってもそうもいかないママは多いでしょう。市販のお菓子や果物で十分ですが、スナック菓子を袋ごと与えたり、買い物に行ってねだられるままに買い与え、その場で食べさせたりするはやめましょう。

「これは○○ちゃんのおやつ」と、量を決めてお皿に入れてあげるようにします。時間に構わずだらだらおやつを与えていると、肝心の食事の時におなかがすかずに食べなかったり、スナック菓子などの濃い味に慣れると普段の食事で薄味を嫌ったりします。

幼児期のおやつは1日3回の食事で足りない栄養を補うのが目的。歯の健康を守る意味でも、甘いジュースやお菓子中心にならないように気をつけましょう。

駆け足もできるようになってきます


20cmくらいの高さの所から飛び降りられるように。

歩き始めのころに比べると、格段の成長を感じさせるのがこのころ。歩いていて興味の引く物を見つけたとたんに、パッと駆け足を始めたり、止まったりできるようになります。後ずさりも上手になりますし、玄関の敷居やちょっとした段差も簡単に乗り越えられ、活発な子では、少し高いところ(20cmくらい)から飛び降りられるようになります。ほとんどの子どもは、30分くらいなら続けて歩けるようになるでしょう。

ただ、どんどん自由に歩けるようになり、動きも大胆になるにしたがい、思わぬ事故やケガに結び付くことも多くなります。椅子や低いテーブルから飛び降りようとしたら、前に危険なものがないか確認を。外を連れて歩くときは、急に車道に飛び出したり、自転車の前を横切ったりしますから、車道の横の歩道を歩く時や自転車が行き交う道を歩く時には、くれぐれも子どもの手をきちんとつなぎ、子どもにも「手を離さないように」と言い聞かせて、大人と手をつないで歩く習慣をつけましょう。

外出が大分楽になって買い物や遊園地、小旅行など、いろいろなところへ連れて行けるようになりますが、疲れて抱っこをせがんだり、眠ってしまうことも。ママ一人ではきついのでパパや家族など大人がもう一人一緒にいるほうが安心でしょう。

  • 1歳10ヶ月
  • 2歳0ヶ月~2ヶ月