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妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

おっぱい・ミルクを飲む量は一人一人違います

赤ちゃんにも大人と同じように大食の子と小食の子がいます。母乳の場合は飲む量が目に見えないことから、また、ミルクの場合には缶に書かれている標準量より飲む量が少ないと、ママは気になるもの。心配な時は、数日おきに体重を測ってみて、1日の平均で25g以上増えていれば、栄養は足りていると考えていいでしょう。

小食を心配するママが多いのですが、ミルクの赤ちゃんで1日に1000ml以上も飲む大食の場合も飲みすぎが心配です。1回の量を減らすか、ゆっくり吸える乳首に替える工夫を。

ウンチの色・形・回数は気にしすぎずに

ウンチの回数が多くてかぶれが心配なときは、お風呂以外におしりだけ洗っても。

赤ちゃんのウンチの色は黄色、茶色、緑色などさまざま。緑色は消化状態が悪いのではと心配しがちですが、これはウンチの中にあるビリルビン(胆汁色素で本来は黄色)が腸内で空気に触れ、酸化したために黄色から緑色に変わっただけで心配ありません。ときには白いツブツブや粘液が混じることもありますが、これも正常です。

一般に、母乳育児の赤ちゃんは下痢便のような柔らかいウンチのことがよくあり、回数もやや多めで1日に7~8回の場合もあります。ミルクの赤ちゃんは、便が形になりやすく、回数も1日に2~3回のことが多いでしょう。しかし、回数や形にも個人差があり、母乳、ミルクに関係なく1日1回の赤ちゃんや、2~3日に1回しかウンチをしない便秘ぎみの赤ちゃんもいます。

昔から「便を見るより顔を見よ」といわれるように、赤ちゃんが機嫌よくしている時は、便の回数や色にあまり神経質になることはありませんが、ウンチの色が赤や黒、白などの時は要注意。赤いウンチ、黒いウンチは胃や腸内に炎症がある可能性が。白いウンチは胆道閉鎖症という病気の疑いがありますから、小児科医に相談しましょう。この場合、ウンチのついたオムツを持って行きましょう。

積極的に散歩を楽しみましょう

赤ちゃんは見ること、聞くこと、それに肌に触れる物などいろいろな刺激を受けながら発達していきますから、家の中にだけ閉じこもらずに積極的に散歩に出かけて、肌に触れる風の感触や木々の匂い、花の香りなどを体験させてあげましょう。必ずしも自然が豊かな場所でなくても、犬の鳴き声や人の話し声など、家庭外のいろいろな生活音もまた、赤ちゃんにとって大きな刺激になります。近所の公園の他、短い時間なら買い物も赤ちゃん連れで。

最近はオゾン層の破壊に伴い、地表に届く有害紫外線の増加が問題になっています。あまり神経質になる必要はありませんが、5月から9月の紫外線の多い季節には、紫外線を避けて午前中の早い時間や夕暮れに、帽子をかぶせるなどして外に出るといいでしょう。

  • 生後1ヶ月
  • 生後3ヶ月