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妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

産後健診後は妊娠前の生活に戻ります

子宮の回復や悪露(おろ)の状態、会陰切開の縫合跡など、ママの体の回復を見てもらうのが産後健診です。お産をした病院で受けます。

ほとんどの病院では、お産から1ヶ月後を目安に、退院時に予約するケースがほとんどです。なかには産後2週間前後に一度、健診がある病院もあります。帝王切開でお産をしたママの場合も、産後健診のスケジュールは普通分娩のママとほぼ同じ時期です。

産後健診で経過が順調といわれたら、生活全般を妊娠前と同じにして大丈夫ということです。入浴は、産後健診まではシャワーですませますが、許可が出たら湯ぶねに入れます。セックスの再開も、産後4~6週ごろを目安に許可が出ます。

産後健診の内容

  • 受付
  • 体重測定
  • 血圧測定
  • 外来診察(腹囲、超音波、内診)
  • 栄養相談
  • おっぱい相談
  • 助産師さんのカウンセリング
    など...

産後のセックスにはパパの思いやりが大切

しばらく間があいたので、産後のセックスは、パパもママもちょっと気恥ずかしいものですが、その分、お互いに新鮮な気持ちで楽しむことができるでしょう。ただ、ママのほうは、「赤ちゃんの世話に疲れてセックスより眠るほうがいい」「赤ちゃんが泣いて起きるので、気が気じゃない」「産後の腟のゆるみや会陰(えいん)切開の跡が気になってしまう」「おっぱいは赤ちゃんのもの、パパに触られるのには抵抗感がある」「妊娠するかもしれないと思うと、セックスを楽しめない」など、なかなか積極的になれないこともあります。

大切なのは、ママの気持ちをパパが十分に理解することです。無理強いせずに、できるだけやさしくリードし、前戯に十分な時間をかけると、ママの体もうるおってきます。産後、ママの腟はホルモンの影響で感触が柔らかくなり、うるおいが多少減りますが、間違っても「広くなった」「ゆるくなった」などと言ってママを傷つけないように。広くなったり、ゆるくなったのではなく、柔らかく、ソフトになり、弾力性が増したのですから。

ママのうるおいが少なくて、痛みを感じるような時は、潤滑ゼリーを使うといいでしょう。産後健診時にセックスの許可が出た時に、処方してもらっておくこともできますし、市販の潤滑ゼリーを使ってもいいでしょう。

心がブルーになっていませんか?

気持ちが落ち込む、悲しい、涙がポロポロ出てしまうなど、産後数日から数週間の間に、心がブルーになる症状が出るママがいます。マタニティブルーといって、産後特有の心のトラブルです。

出産を契機に、妊娠維持から産後の授乳準備へと、ママのホルモンが急激に変化するのが原因のひとつです。また、初めて出産したママや、家族の手助けがなくて一人で赤ちゃんを世話するママなど、育児への不安が強いと、マタニティブルーになりがちです。

一人で悩んでいると症状が強くなったり、「産後うつ病」へと進む心配もあります。なかには、お産をきっかけにうつ病が発症することもありますから、早めに産婦人科や精神科に相談しましょう。

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