Home News Diary Data Study Senses Shopping Cooking
So Da Tsu com

Study + Senses
廣戸聡一先生の育児相談室 廣戸聡一先生の育児相談室
  第6回
  Q6 うちの子は体が硬いのですが、生まれつきでしょうか?
 
回答

遊んでいる様子をよく観察すること。
身体能力よりもその子の興味を尊重しよう。

勘違いしやすいのは、もともとの体の柔軟性、強度などの身体能力や、水が怖いなどといった環境によってできた心理要因で、親が決め付けてしまうことです。たしかに、体の柔らかい子というのは、どんなスポーツにも適合しやすいですし、もともと水に対して恐怖心がないという子は水泳を始めやすいでしょう。

しかし、こうしたことは、あまり重要ではありません。たとえば小さい頃、水が怖いと言っていた子も、小学校に入ったら、仲のよい友達が水泳を習っているからと一緒にやってみたらその子より上達してしまった、ということはよくあることです。もともと体が硬いという子も、体の使い方を変えればいくらでも動きがよくなります。ですから、どんなスポーツが合うかは、小さいときの身体能力などではなく、やはりその子がどんなことに反応し、興味があるかなんです。

まずは、子どもが遊んでいるところを客観的によく観察することですね。さきほども言いましたが、スポーツは遊びにルーツがある。ですから、その子の遊び方というのは、そのままスポーツに反映するんです。何に興味があるのか、どんな反応をするのか。どんな入り方をするのか。一人で黙々と絵を描いて遊んでいる子もいれば、人とボールを投げ合って遊ぶ子もいる。おもちゃはすぐ人に譲ってしまうのに、かけっこになると絶対譲らないという子もいるでしょう。ふだんすごく威張っているのに、みんなで走ると、ゴールでみんなを待っていたりする子もいる。遊びの中のリアクションというのは、じつにさまざまです。

そのリアクションを見ていると、個人競技がよさそうだ、団体競技があっている、球技がいい、格闘技がいい、または競技性のないバレエがいい、とわかってきます。スポーツがあっていない場合もあるでしょう。でも親が決め付けることはよくないですね。何でもやらせてあげることです。

サッカーごっこ、野球ごっこ‥‥。その中で、子どもが一番興味を持ったものをやらせてあげることです。身体能力に関係なく、興味を持っているものに対して子どもの能力は向上していくんですから。

  過去のQ&A
 
Q5. その子に合ったスポーツを見分けるポイントはなんでしょうか?
   
Q4. 決まったスポーツを習わせるのは、何歳ごろからがいいでしょうか?3歳は早いでしょうか?
   
Q3. 先生のお話の中にある「個性を生かして体幹を育てる」ための親子の遊び(体操)を教えてください。
   
Q2. 将来、運動神経のいい子にしたいです。まだ0歳ですが、親にできることはありますか?
   
Q1. 先生の『子育て論』によると、「その子のタイプに合った抱き方がある」とのことですが、それはどうやって見つければいいですか?
  <最新の質問に戻る>
   
 
Home
(c) 2000-2010 So Da Tsu com All rights reserved.
廣戸先生の「新・子育て論」はこちら