妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

胎児の大きさ(妊娠11週末)
☆CRL(頭殿長)/約47mm ☆体重/約20g

胎芽から胎児へと成長します

超音波で見た10週の胎児。
これまでは胎芽(たいが)と呼ばれていたけれど、妊娠8週からは胎児になります。

このような超音波検査で、妊娠9、10、11週に赤ちゃんの頭からおしりの長さを測り、妊娠予定日を出します。

妊娠8週からは「胎芽(たいが)」を卒業して「胎児」になります。赤ちゃんは子宮の中で体を丸めているので、身長を測ることができません。CRL(頭殿長)といって、頭からおしりまでの長さ(座高)を測ります。

また「Hasseの計算式」で身長を推定します。(胎児の成長/妊娠5ヶ月参照。)

このころには、全体的に3頭身になり、頭と胴、手足の区別もはっきりしてきて、人間の赤ちゃんらしい姿へと成長します。手足の指も、水かきのように互いにくっついていたのが指の形に分かれてきます。目にはまぶた、耳には耳たぶ、口には唇ができ、鼻も高くなって鼻の穴ができます。下あごや頬も発達しますから、ずいぶん人間らしい顔つきになります。

男の子、女の子を区別する外性器は、妊娠11週の終わりごろにはできてきます。

内臓器官が働きはじめます

内臓の各器官は形がほぼ完成してきて、それぞれに働きはじめます。血液が赤ちゃんの体内を循環しはじめ、心臓の拍動はかなりはっきりしてきます。妊娠5~6週では、超音波検査のモニター画面でピクピクという心拍が見えるだけでしたが、妊娠8週以後は、超音波ドップラーという機械で「ドッドド、ドッドド」という心臓が拍動する音がはっきりと聞こえるようになります。

このころから腎臓が働きはじめます。腎臓では尿がつくられ、羊水の中に排泄されます。このことから、超音波検査で羊水量が少なすぎると腎臓にトラブルがあると推測されるのです。

羊水の中で体の向きを変えています

超音波の画面で見ると、羊水の中で活発に体を動かしているのがわかります。

手足をパタパタ動かしたり、体の向きや位置を変えています。11週ごろになると、両足を交互に出して歩いているような動作もします。これは原始歩行といって、赤ちゃんの神経が発達して簡単な反射ができるようになったことを示します。

赤ちゃんの体の動きを、ママが胎動として感じることはまだできませんが、クネクネ、ノビノビと、赤ちゃんはよく体を動かしているのです。

出血、下腹部痛に注意

子宮内膜には、胎盤のもとである絨毛組織が根を張ってきますが、妊娠3ヶ月では胎盤はまだ未完成です。胎盤が完成すると流産の可能性はグンと低くなりますが、未完成なうちは流産の心配もあります。出血や下腹部痛が全て流産の症状とは限りませんが、赤ちゃんからのSOSかもしれません。もし、これらの症状があったら、すぐに診察を受けましょう。

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